【EXD44】ドバイでの与沢翼は、ストック(投資)とフロー(SNSの広告)の2本立てで賢く稼いでいる。

テレビ朝日のバラエティ番組、「EXD44」で、与沢翼にお金持ちになる方法が取り上げられる!

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2018年の3月なので、今から半年ほど前のことなのだが、テレビ朝日のバラエティ番組「EXD44」で、2回に亘り、ドバイまで与沢翼を取材しに行った番組が放送されていた。

テレビ朝日社員の植岡ディレクター(35歳、東大卒)が、ドバイでの与沢翼の生活に密着しながら、お金持ちになる方法を教えてもらおうという趣向である。

そもそも、与沢翼はどの程度のお金持ちなのか?

与沢翼というと、アフィリエイト情報商材ビジネスで一世風靡したが、一旦2014年にほとんどの資産を失い(本当かどうかわからないが…)、そこから復活したという。

インタビューによると、与沢翼の全財産額は金融資産と不動産全て合わせて約65憶円位だという。

多いことには間違いないが、最近のIPOバブルからすると、わずか利益数億の企業の創業者は数百億円規模の資産を手にしていることと比較すると、何となく物足りない気がしないでもない。

それでは、与沢翼はわずか4年間でどうやって蓄財に成功したのか?

まず、2014年に一旦全財産を失った後は、わずか3か月で投資によって1億円を作ったということである。そして、それを元手に立て続けに投資を行い、二桁億円に乗せ、2017年の仮想通貨のヤマを当て、2017年の1年間で25億円を稼いだという。

仮想通貨までの投資であるが、どういった投資によって儲けたかは明らかにされない。インタビューでは書架にあるFX関連の何十冊の書籍を示して、FXを徹底的に勉強したとコメントしていたが、他に株式投資をしたとか、そういった話はなかった。

FXは勉強したからと言って儲かるものではないので、そのあたりははっきりしない。

ただ、不動産には投資をしているようで、アジアやドバイなどの経済成長国の不動産にも積極的に投資をしているため、そこでは手堅く儲けているようだ。

与沢翼の投資の極意は「成長性がある資産にまだ注目されていない段階で投資をすること」

彼の投資における成功の秘訣は、まだ注目されていない段階で先行投資を行い、他の人が追いかけてきた段階で売り抜けることである。この点、ドバイの不動産や仮想通貨で成功をしている所以である。

他人が儲かっているのを見てから始めてもダメだということである。

彼はものすごく情報収集に熱心で、嗅覚が効くので、投資のセンスはあるのであろう。

2014年以降は、情報商材ビジネスから「投資」というストックビジネスに切り替えたことが特徴であろう。

しかし、SNSを活用した広告ビジネスで堅く稼いでいるところがポイント

投資ビジネスというとストックビジネスで、いわゆる職業、フローによるビジネスではない。現在は以前のメインビジネスであった情報商材を手掛けていないので、ビジネスによるフローの収入はどうなっているのか気になるところであった。

この点、番組中で与沢翼氏がコメントしたところによると、「ツイッターで返事をすると300万円もらえる」ということである。

どういうことかというと、誰かのSNSツイッター、FB、ブログ、YouTube等)のパッケージに反応することで1回あたり300万円もらえることになっているらしい。

したがって、一日一回、SNSに返答するだけで300万円、一月当たり9000万円、一年あたり10億円の収入(フロー)が得られる仕組みである。

以前の、知名度の高さ⇒情報商材の販売、から、知名度の高さ⇒SNSでの広告に転換したが、きっちりビジネスでもフロー収入を稼いでいる点が彼の抜け目のないところである。

確かに、胡散臭い(とは限らないが…)ビジネスを手掛けている人たちからすると、与沢翼からSNSで返事をもらったというのは結構使い勝手があるものである。

一回あたり300万円位だと、やり用によっては十分ペイするだろう。

表面上は強気だが、投資は外れる場合もあることを想定して、確実に稼げるSNSを利用したフロービジネスも押さえているところが抜け目がない

番組を流してみていると、与沢翼は投資で儲けている、凄いなあと思うだけの人もいるかも知れないが、投資は必ず儲かるとは限らない。彼はその点はしっかりと把握しているので、自らの知名度の高さをきっちりと利用して、リスク無く年間10億円を稼げるビジネスも押さえているところが凄い所だ。

資産(ストック)と収入(フロー)の両面を押さえる人は成功者では意外に少ない?

世の中で成功を収めている人には、ストックとフローのいずれかで蓄財しているパターンが多い。

例えば、芸能人、野球選手、美容外科医、外資系金融などのトップクラスの人は、年収で5億以上稼いでいる。しかし、それは収入(フロー)に依拠したものであるので、仕事を辞めてしまったり、仕事で失敗してしまうと収入は途切れてしまう。

過去の収入から蓄財・投資をしていないと、いくら稼いでいても、稼げなくなると困窮してしまうかも知れないのだ。

他方、ストックで成功を収める人は、不動産か株で稼いだ人である。

株の場合、IPOだと、上場後も配当というフローがついてくれば、自動的にフローとストックを押さえれるのである意味最強である。

しかし、手取り数十万円で節約して株式投資で大成功した人は、収入自体は無いので、地味な生活をしている人も少なくない。

普通、投資で大成功してしまうと、気が緩まり職業で稼ごうという気がしなくなってしまうのだが、与沢翼氏はそれでも手を緩めずにストックとフローで最大限稼ごうというところが凡人とは異なるところである。

成功の正のスパイラルを作り上げられるか?

与沢翼氏のように本当に成功している人が優れているのは、ストックとフローを別々に考えているのではなく、それらが結びついて正のスパイラルが形成できるように行動している点である。

つまり、最初投資や資産売却で数億円の資産(ストック)を作る⇒成功体験を基に情報商材或いは広告ビジネスで稼ぐ(フロー)⇒フローで稼いだお金をさらに資産に投資⇒成功すればよりメディアに露出したり広告価値が上がるのでさらに広告ビジネス等で稼ぐ(フロー)⇒そのフローで稼いだお金をさらに資産に投資(ストック)という無限ループを作り出すのだ。

 

まとめ

職業による収入、或いは資産売却による利益等によって、ある程度の成功(例えば資産1億円程度)を収めるひとはそこそこいるだろう。

ただ、それをフル活用して、更に大きく増やすことができる人は限られるだろう。

多くの人は、そこそこの成功で安心するし、むしろそれを守ろうとするからだ。

与沢翼氏の生き方は好き嫌いわかれるが、野心家の人は、1億円程度を元手にストックとフローの両面から、その人に応じた成功のループを作り出せるかがポイントとなろう。彼のやり方は、大いに参考になるだろう。