マケインって何?就職偏差値が不当に高いと思われるが、安定性とそこそこの年収であれば、他の業界の方がいいのでは?

国内と外資を合わせて金融機関に25年以上いるが、初めて聞いた「マケイン」という言葉。

国内系、外資系を問わず、金融機関勤務の皆さま、「マケイン」という言葉をご存じか?もちろん、アメリカの先日亡くなった政治家の名前ではない。

実は、これは学生の就活の世界では普通に使われる言葉のようである。

f:id:blacksonia:20180913154305p:plain

「マケイン」とは、マーケットインフラ、要するに、取引所、日証金ほふりあたりの有価証券取引周りのインフラ業務を行う会社のようだ。

これらは昔から存在する会社で、銀行員よりは、証券マンにとってなじみの深い業態であろう。

驚きなのは、「マケイン」の就職偏差値が高すぎること

上が就職偏差値の金融機関版であるが、マケインの就職偏差値が、証券マンの目から見ても以上に高い。

〇JPX(東京証券取引所等)が野村證券のIB、東京海上日動のSPEC、日本政策投資銀行と並んで最上位のカテゴリーに位置している。

 

日証金がBTMUのGCIB、アセットマネジメントONEと並んで偏差値66

 

証券保管振替機構が日生AM、SMAMと並んで偏差値65

理由は何となく推察されるが…

まあ、これらのマケインと言われる企業群の就職偏差値が高い理由は何となくわかる。

〇採用人数が少ないので、自ずと狭き門になり易い

〇基本的に東京中心なので地方に飛ばされる可能性が極めて低い

〇専門職なので、リテール営業に回るリスクが無い

金融機関の就職偏差値は、単なる知名度や給料ではなく、入りにくさとかリテールが無いと高くなりがちである。

大昔から、特に上位校の間では金融機関のリテール業務は嫌われていたので、リテールが無い、政府系とかアセットマネジメント会社は、知名度(合コン受けと言った一般的なレベルのもの)とか給与水準に比して高くなりがちだ。

そうであれば、他の業界をあたった方がいい気もするが…

もちろん、リテールや地方勤務が無い方がいいというのは理解できる。

それにしてはマイナー過ぎないか?しかも、希望しても若干名しか新卒採用をしないので、結局採用してもらえないのでは意味がなくないか?

純粋にそこそこ給料が高くて、リテール営業が嫌というのであれば、

KDDIJR東日本東急電鉄東京ガスあたりの本当のインフラ系を狙った方がいいのでは?入社難易度はこの方が入りやすいのでは?

また、マケインも将来安定とは限らない

昔はネット証券が出てくることなど誰も想像もしなかったけど、ネット証券の登場によってリテールの店頭の株式取引はほとんどなくなってしまった。同様に、AI、ブロックチェーンフィンテックの進展で、マケインは不要になる可能性もある。

そういった場合、マケインでは持ち越せるようなスキルは身に付かないし、体質的にもぬるま湯で、変化に対応できないのではないか?

OB訪問で雰囲気をつかむことが大事だが…

その辺のところは、OB訪問で話を聞いてみたら正しい姿がわかるのだろうが、マケインは就業者数が少ないから、なかなかOBの話を聞くのが難しいかも知れないが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

20代で最初の転職をする前に考えておくべきこと

様々な事情から転職を考え始める20代。

そもそも就活に失敗して希望する会社に就職できずリベンジしたい場合、就活勝者だったが仕事内容が思っていたのと違った場合、さらに貪欲にキャリアアップを図りたい場合と、様々な理由から、20代のうちに転職を考えることはあるだろう。

20代だとポテンシャル採用もありだし、職歴もできるから一番転職しやすい年代である。

20代でも新卒と違って「職歴」という大きな武器ができるのでそれを利用してステップアップを図ることができるし、「職歴」に普遍性やValueが無い場合でも学歴と会社名を活かしてポテンシャル採用をしてもらうこともできる。

また、年功序列が基本の日本社会においては20代の間はまだ年収が高くないので失うものも少なく、ベンチャー企業のような年俸水準の低い企業をも視野に入れることもできる。

このように、50代⇒40代⇒30代⇒20代と若いほど転職がし易いのは明確だ。

しかし、その前に視野を拡げておく必要がある。

もっとも、20代で一社しか経験が無い場合には他業界のことがよくわからず、最適な選択肢を失うことも少なくない。自分が知らない業界、企業で、より年俸水準が高く、やりがいがあるところがあるのかも知れないのだ。

業界や企業の実態は本やネットからでは十分な情報をつかめないものである。その業界の中の人から聞くのが一番で、ゼミなりサークルなりの友人から話を聞いてみるのが良い。

しかし、友達といっても、その業界とかは偏っている場合があり、さらに幅広い業界や職種を知っておく必要がある。

そのための手段として手っ取り早いのは社会人向けのビジネススクールとかに行くことである。一気に人脈が拡がるし、刺激にもなる。将来のキャリアのための重要なコネクションにもなる。 

mba.globis.ac.jp

www.waseda.jp

どうせ行くなら名の知れていて生徒数が多い所がいいので、グロービスとか早稲田がおすすめである。もっとも、働きながら週数回通うのと、費用が2年で300万位かかるので、それは負荷が高いと思えば、単科コースのようなお手軽なものも選択できる。

オンラインサロンで知識や人脈を拡げることも可能。
lounge.dmm.com

また、最近だとおすすめなのがオンラインサロンである。ビジネスを対象としたものでも多くの種類がある。社会人向けビジネススクールと比べると、費用はせいぜい月1万円程度だし、通学の必要が無いのでお気楽だ。それにオンラインと言っても、オフ会をちょくちょくやるものが多いので、ネットワークも拡げることができる。

次に、改めて自己分析をしてみよう。

以上で自分が知らなかったような情報を入手した上で、改めて自己分析をしてみたい。

これは難しい話ではなく、自分が本当に欲しいものは、お金かやりがいか?

安定か波乱万丈か?求めるもの(例えば年収)はどれくらいあれば本当に満足できるのか?大企業か、ベンチャーか起業か?といった抜本的な価値観・幸福感である。

この点は、実際に就職してみると学生の時とは異なっていることもあるはずだ。

転職を始めるにあたっては、ここの根っこの部分がブレていると後悔することになる。

そこそこの生活ができればいいので会社名と安定性が欲しいのか、とにかく成功して多くのお金が欲しいとか、好きなことをやりたいとか、それによって転職エージェント、対象企業も全然違ってくる。

自分のことを良く知っている人に相談してみるのも良い。

自分のことを分析し、将来の方向感を決めるにあたっては、周りの人の意見も参考にしてよい。自分のことを良く知っている方がいいので、親とか兄弟もありだし、友達、先輩・後輩もありだ。

本当は、良いメンターを見つけるのが良いが…

理想なのは、良いメンターに相談してみることだ。もっとも良いメンターを見つけるのは難しい。キャリアについていいアドバイスをもらえるには、そのメンター自体がある程度成功している人である必要がある。

更に、最近ではストレングス・ファインダーのようなソフトを活用してもよい。

実際、ベンチャー企業でこういったソフトを活用しているところもある。いろいろと使いこなして納得いく分析をしてみたい。

 

以上のような情報収集と自己分析をした上で、転職エージェントに登録をしていく方が「急がば回れ」で後悔しない転職活動ができるのではないだろうか。

 

 

 

 

 

20代の銀行員の転職先としての、不動産ファンド業界

銀行員からキャリアチェンジをしたいが、インターネット系は抵抗があるという人もいる。

銀行員から新たなスキルを取得するために転職を考えているが、インターネット業界の雰囲気は合わないという銀行員はいるだろう。

他方、外銀やコンサル業界への転職は極めて難易度が高く、現実的ではない。

そういった場合の選択肢として、不動産ファンド(不動産投資顧問)業界への転身が選択肢の一つとして考えられる。

不動産ファンド業界に転身をすることのメリット

不動産ファンド業界に転身をすることのメリットとしては、不動産投資及びファンド運営という組み合わせのスキルを習得することができるからだ。

単なる不動産デベロッパーだと不動産周りのスキルしか習得できないが、不動産ファンドの場合は金融業的な色彩も持つので、ファンド運営というスキルも習得することができるのである。

また、不動産ファンドには、J-REIT外資系ファインド運営会社、ヘッジファンド的な不動産投資会社とバラエティに富み、転職の可能性は高い。

また、外資系の会社も数多くあるので、英語を学習すれば将来の選択肢はかなり拡がるはずである。

もっとも、ネットベンチャーのような一攫千金は狙えないが…

その代わり、ストック・オプションをもらってIPOによって一攫千金を狙うということはまず不可能である。その意味でアップサイドは限定されている。

他方、会社にもよるが、一般的な不動産ファンドの中にはそれなりの給与水準の会社もあるため、ネットベンチャーと比べると給与水準は維持できる可能性がある。

また、将来外資系の不動産会社にキャリアアップできれば、銀行以上の年俸を得ることも十分可能である。

それでは、どういったポジションを狙えるか…

こちら金融機関に強い転職エージェントの一つである、antelope社のサイトである。

www.antelope.co.jp

20代の銀行員の場合、信託銀行で不動産関連部署にいる銀行員を除くと、基本的にポテンシャル採用になるので、比較的選択肢はあるかと思う。

経理や総務のようなバックオフィスもあるが、不動産投資や投資家向けのレポーティング業務の見習い的なポジションに就ければ、面白いと思う。

このあたりは、転職エージェントと相談して面白いポジションを発掘することが重要だ。

20代であれば英語が話せなくとも採用してもらえる可能性はあるが、英語はマスターしておいた方が絶対に得である。

コンサルや投資銀行のような激務な業界ではないので、早期に英語学校に通って英語はマスターしておきたい。

 

 

 

 

 

20代の銀行員の転職先として、アカツキはどうか?但し、ゲーム好きであることが条件だが。

ゲーム好きの20代の銀行員としては、スマホゲームの会社も転職先リストに加えてみてはどうか?

20代の銀行員がキャリアチェンジのためにベンチャー企業を狙う場合には、ヤフー、楽天サイバーエージェントといった大手を狙って、インターネット業務に掛かる経営企画や事業開発と言った普遍的なスキルの獲得を狙うというのが堅いやり方と考えられる。

他方、ゲーム好きという条件が付くが、スマホゲームの会社も転職先の候補として検討するに値すると考えられる。

何故、今更ゲーム会社か?

確かに、株価を見ても今はゲーム企業の評価は辛い。特に、新規公開のゲーム会社のValuationを見ると顕著である。

それもそのはず、かつてのトップ企業であったグリーとDeNAはこれといったゲームの新作はなく、他業態へのM&Aの失敗が報道され、存在感が薄れている。

また、パズドラとモンストもピークアウトの感があり、大型の新規ゲームが出てくる気配はない。

それなのに、あえてゲーム会社に転職するのはどういう意図があるのか?

ゲーム会社の収益性は高く財務は健全。

その理由の一つとして、昔と比べると目立たないものの、ゲーム事業は固定費、変動費ともに低く収益性が極端に高い。従って、下り坂とは言え、大手のグリー、DeNAガンホー、Miixi、コロプラ等の財務健全性は極めて高く、未だに高水準の収益を誇っている。

このため、財務的な不安は無いので、転職したての若手の銀行員がネットビジネスに掛かるスキルを習得できる余裕があると言える。

大手のネット企業と比べて小規模であり、活躍の場が広い

給与水準の高い銀行員はどこの大手ネット系企業に転職したところで、目先の年収は下がるだろう。年収を下げてまで転職するのは、将来に向けたスキルの確保が目的である。そうした中、ゲーム会社はヤフーとか楽天とかと比べて遥かに小規模であり、ベンチャー企業により近い雰囲気である。従って、社内異動や社内交流も柔軟に行える環境にある。また、経営陣との距離も圧倒的に近いため、マネジメントの雰囲気もより体感しやすい環境にあるといえるだろう。

実は、スマホゲーム事業にはネットビジネスにおけるエッセンスがぎっしり詰まっている。

それから、これが重要な点であるのだが、スマホゲームビジネスにはネットビジネスにおけるエッセンスがぎっしりと詰まっている。

例えば、消費者向けなので、UI/UXが重要なので会社としてそちらのノウハウは当然重要である。また、モンストやパズドラを見ればわかるが、マスメディアを使ったマーケティングが極めて重要なので、広報を含むメディア対応や広告宣伝のスキルも重要である。さらに、ゲームビジネスの収益性が高いのはユーザーの操作状況を見ながら、いかに課金できるかを検証するため、莫大なデータを回してアルゴリズムを柔軟に変更していくというビッグデータ対応ビジネスでもある。

銀行員が、スマホゲームの経営企画・事業開発等のポジションで数年間修行できれば、極めて多くのネットビジネスの重要なスキルを経験することができる。

さらに、ゲーム会社は資金的な余裕があるので、AR/VRなどの周辺ビジネスに出資をするなど投資業務もやっているので、子会社売却などを通じた投資銀行的な経験もできるかも知れない。

以上のように、スマホゲームはそのビジネスモデル的に、極めて魅力が大きいのは今も変わらない。

その中で、アカツキがおススメ

スマホゲーム会社にもいろいろあるが、銀行員が転職する場合には、アカツキがおすすめである。

何故、アカツキかというと、小規模(連結で社員数300人程度)でありながら、財務・業績的に極めて安定しているからである(増収増益、高ROE、低レバレッジ)。

また、よらば大樹の日本の場合、元コンサルとか元外銀はグリーやミクシィは物色してもなかなかアカツキまでは来ないだろうから、銀行員が活躍できる機会はありそうだ。

ポジションは広く内部管理部門はあるが…
js02.jposting.net

とりあえず、銀行員が狙えるポジションは金融業でいう内部管理部門、事業会社でいうコーポレート部門である。

とりあえず経理あたりが入りやすいだろうか?

この募集要項を見ると、最低でも簿記1級が必要とされているが、このあたりはエージェントと要相談だろう。ネットの求人情報だけだと実態がわからないので、銀行員にとって良さそうなポジションは転職エージェントと相談の上、決定すべきだろう。

このように、ゲームが好きな人じゃないとつまらないだろうが、スマホゲーム業界にはネットビジネスのスキルを習得するにあたって魅力のある企業が結構あるのである。

 

20代の銀行員がベンチャー企業への転職を考える前に、どういったベンチャー企業が自分に向いているか、企業選びを十分にすることが重要。

転職エージェントが提示したベンチャー企業群のみでは不十分

転職するに際して、どういうポジションがあるかについて転職エージェントに相談するのだが、転職エージェントが提示してきた企業の検討のみでは不十分である。

それらは、転職できる可能性があると転職エージェントが判断した企業であって、それらの中に最適解があるかどうかはわからない。

ベンチャー企業が転職エージェントに依拠する比率は、大企業と比べて低く、大手の転職エージェントであってもほんの一部の求人情報しか持っていないからである。

また、転職エージェントとしては転職してくれないとフィーがもらえないので、そのポジションが求職者に適しているかどうかではなく、転職できるかどうかだけが興味になっているおそれもあるからである。

まず、採用されるかどうかを置いておいて、自分が純粋に行きたいと考える業種、企業名、ポジションを決定しておく必要がある。

そして、転職エージェントには、それに該当するポジションがあるかどうかを最初に聞くのである。ここで、転職エージェントがポジションが無いと回答しても、それはその求人情報が当該転職エージェントに無いだけであって、そのポジションが無いとは限らない。他の転職エージェントが持っているかも知れないし、Wantedly経由で募集をしているのかも知れないし、いい人がいたらそのポジションを作ってもいいと考えている可能性もあるからである。

ベンチャー企業にはいろいろな種類があり、20代の銀行員であれば転職力は高いから豊富な選択肢がある。

高学歴でハイスペックな銀行員の場合には、25-26歳だとポテンシャル採用してもらえる。転職理由のうち、銀行よりもインターネットビジネスとか新規事業系をやりたかっという職種に関するものがメインであれば、ベンチャー企業とは言わないかもしれないが、リクルートサイバーエージェント、ヤフーあたりは狙い目である。待遇とか給与水準、ステイタスで見劣りしないので、リスクが低い。

もう少し、新規事業とかベンチャー色が強い方が良ければ、楽天、LINE、グリー、DeNAMixi、ZOZOあたりもある。(もっともゲーム系が嫌いな人は、グリーやモバゲーはダメだろうが)。

次は、上場しているかどうかが分岐点となる。

ベンチャーの場合、情報開示、内部統制、資金調達といった観点から、上場しているかどうかでベンチャー度合いが大きく異なる。また、一旦上場してしまうと、ストックオプションとかの妙味が無いので、リターンも少ない。

楽天やヤフーは大きすぎるけど、未上場は少し気持ち悪いというリスク許容度の銀行員

は、上場ベンチャーという手もある。このカテゴリーは規模、業種等において選択肢が多い。スマートニュース、グノシー、NewsPicks(ユーザーベース)、フリークアウト、クラウドワークス、アカツキWantedlyアトラエ、などなど沢山ある。

非上場となるとストックオプションの妙味もあるが、狭義のベンチャーに近く、いろいろと大変である。

さらに、非上場でもOKとなると、いよいよベンチャーらしくなる。ストックオプションをもらえる可能性があるし、タイトルももらいやすいし、無事IPOできると実績になるという大きなリターンもある一方、現金給与は期待できないし、組織は未成熟で一人で何でもかんでもやらないといけない。また、外部環境の影響を受けやすく、そもそもIPOまでたどりつくかどうかはわからない。

 

20代の銀行員がベンチャー企業を狙う場合、非上場でもOKとすると、面白い機会があるだろうが、リスクも十分高いことを覚悟しなければならない。

リスク耐性は、結婚しているかどうかとか、自分の金銭感覚とか、保有資格とか多くの点から冷静に判断し、何が自分に適しているか十分な自己分析が必要となろう。

 

 

 

 

 

20代の銀行員がベンチャー企業に転職する際には、スキルは過度に気にすることなく、業界と企業研究を十分に行うことが重要。

 

www.careerhigh.jp

銀行員のスキル不足を指摘する意見もあるが…

銀行員のベンチャー企業への転職に際して、CFOポジションでは公認会計士投資銀行マンに劣後するし、経営企画・事業開発ポジションだとリクルートやサイバー・エージェントに敵わないとの意見もある。

確かに、銀行員だとベンチャー企業で求められるスキルは余り身に付かないかも知れないが、20代の場合には特に気にすることは無い。

投資銀行からベンチャー企業に来るのは極々少数だから、バッティングしないし、ポジションも経理周り、或いはフィンテック系を狙えば選択肢はそれなりにあるからだ。

ベンチャー企業については、そのビジネスに精通する必要がある。

ベンチャー企業の採用プロセスに当たっては、役員と面談することになるが、その際にはそのベンチャー企業の属する業界とその企業の業務について大いに盛り上がることが重要だ。面接で話が盛り上がることが重要なのだ。

結局、ベンチャー企業の場合には、大企業の場合以上に「どういう人と一緒に働きたいか」がカギになるので、仕事の話で盛り上がることが必要となる。

従って、投資銀行だろうがリクルートだろうが、そのベンチャー企業がどういったビジネスモデルでどういった成長機会があり、どういった夢を持てるかということを経営者と共有できないと話は盛り上がらない。

ベンチャー企業はごくごく小さい組織なので、同じ価値観、同じ夢を共有できることが大切で、ちょっとしたスキルの有無よりも決めてとなるのだ。

ところが、ベンチャー企業の場合には情報がとりにくい…

もっとも、経営者と話を盛り上がるためにも、その業界やベンチャー企業が現在どのような状況にあり、将来に向けたどのような課題があるか、また、競合はどうなっているかという基本情報が必要だが、その業界自体が新しい、或いは、当該企業が非上場であることから情報を集めることが難しい。

情報は、転職エージェント経由の他、公開情報から頑張って収集するしかない。

最低限の情報は転職エージェント経由でとれるが当然不十分である。

従って、公開情報からうまく取り入れなければならない。同じ銀行員でも、これができる人とできない人がいる。このため、しっかりとした情報を入手できれば、他の銀行員に差をつけることができる。

jp.techcrunch.com

 

 

 

 

 

thestartup.jp

情報収集した後は、自分なりの業界・企業の展望と、取るべき戦略を用意しておくこと

情報収集がある程度できれば、あとは、自分自身の業界に関する考え方と、当該ベンチャー企業が取り得る戦略を面接までに用意しておかなければならない。

これがきっちりできれば、何故当該ベンチャー企業に入社したいのか、また、入社後どういう風にやりたいのかという定番のネタに対処しやすいはずだ。

それは、経営企画のポジションじゃなくても同様だ。深い考察や面白い戦略案などが思いつけば、話が盛り上がる可能性が高くなる。

以上より、スキル不足を過度に気にする必要はなく、その業界と企業の深い考察に力をてみれば挑戦可能な対象企業も増えてくるはずだ。

 

 

20代の銀行員がベンチャー企業に転職する際の留意点。「市場価値」に給与が見合うとは限らない。

お金ではなく、やりがいを求めてベンチャー企業に移った銀行員もいるが…

mogmog.okinawa

この記事は、メガバンクからベンチャー企業へ転職した人の一例に過ぎない。

当然、満足している人もいるだろう。

ただ、この方の後悔している原因が他の銀行員にもあてはまり得るものなので、紹介してみた。

「やりがい」を重視するのは当然いいことだが、それは十分条件ではない

やりがいを重視して転職するのは理解できるが、それは転職を決定するうえで十分条件ではない。現時点では年収が下がったとしても、ストック・オプションが付与される、或いは将来期には年収が増える見込みがあるなど、年収においても魅力がなければ安易にメガバンクを捨ててまで転職するのはおすすめできない。

「やりがい」というのは入ってみないとわからないし、純粋に主観的な要素なので、簡単に変わり得るからだ。

確かに、メガバンクの仕事に面白みや将来性を感じることができず、「やりがい」を他の会社で追求したいという心情は理解できる。しかし、ベンチャー企業に入ったからといって「やりがい」が保証されるわけではない。そのポジションに就いてみて初めて、その仕事の内容が実感できるからだ。

また、ベンチャー企業の場合には、外部環境や流行によって大きく経営環境が左右される。従って、外部環境の変化によってその業態が下火になれば、「やりがい」は簡単に吹っ飛んでしまう。

特に、今のメガバンクの仕事が嫌だから、「やりがい」という名目でベンチャーを物色するのは要注意。

純粋にやりたい仕事とか、昔から憧れている仕事があって、そちらを追求する場合ならともかく、現状が嫌だから、他で「やりがい」を見つけたいからとりあえずベンチャーに行こうというのは特に危険である。

こちらの座談会でもあるが、ベンチャー企業経営資源に乏しく、ネームバリューや人的資源、資金が不十分なので、イメージと実態が異なることも少なくない。

それに、ベンチャーで失敗した場合には、単に経歴が汚れるだけの場合も多い。

私は元メガバンクではなく元証券会社出身であるが、若い時にベンチャーに行った同僚を2人知っている。しかし、二人ともそのベンチャーが成功せず、キャリアダウンになったケースを見てきた。
大手に戻ろうとしても採用側は、「大手を飛び出してベンチャーに行くなんて度胸と勇気が素晴らしい」とは全く思ってくれないのだ。

また、「市場価値」も同様に主観的な概念である。自分が上がった積りでも、周りも同じように評価してくれるとは限らない。

それから、インタビュー記事とかを見ていると、給料はメガバンクの時よりも下がったが、将来は市場価値を上げてそれに見合った報酬をもらえるからいいのだという意見の人を見かける。

しかし、「市場価値」とは自分の頑張りだけでは決まらない。その業界、企業、職種によって大いに左右される。従って、自分では市場価値をあげたつもりになっていても、それに見合う給料が保証されるものではない。

そのようなことを踏まえると、少なくともストック・オプションはもらっておかないとリスク・リターン的に合わないのだ。

ストック・オプションをもらえないということは、大して重要ではないポジションだからとも考えらえる。ベンチャーに行って重要ではないポジションにしか就けないというのであれば、行く意味はないだろう。

そのように考えると、転職する際には「やりがい」「市場価値」という曖昧な概念に惑わされず、冷静な判断が求めらえる。