本ブログの新装開店のお知らせ

突然ですが、本ブログは新装開店をする予定でございます。

 

タイトルは、「外資系金融キャリア研究所」で同じでございますが、

ドメインは"career21.jp"となります。

 

まだ未完成で作業中の段階ですが(閲覧は可能です)、

新しいブログは4月中に見栄えも良くして一定の新装開店を完成させる予定です。

 

そして、本ブログは新規更新を停止し、徐々に縮小していく予定です。

 

本ブログは2018年8月にスタートし、当初の月間PVは100でしたが、

その後は倍々で増えていき、2019年3月の月間PVは約60,000になりそうです。

 

今までご閲覧どうもありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

東大、一橋、早稲田、慶応の就活生の視点での、総合商社の序列

 

1. 総合商社は外銀・外コンと並ぶ最難関業種のはずだが…

総合商社は、今の就活生の間において、外銀・外コンと並ぶ、

就職偏差値・就職難易度における最上位企業群であって、

会社名を問わず、内定を取れれば十分に勝ち組だと考えられる。

 

しかし、偏差値主義教育に慣らされてきたのか、総合商社に多くの

内定者を出す、東大、一橋、早稲田、慶応の学生の間では、

総合商社といえどもどこも同じではなく、その中でも序列というか、

ランキングのようなものが存在するという。

2. 総合商社の序列

東大の学生から聞いた話ではあるが、他の有力校でも大差は無いらしい。

 

別格、No.1

三菱商事

財閥系

三井物産住友商事

五大商社

伊藤忠

丸紅

旧六大商社

双日

総合商社

豊田通商

①No.1は文句なしに三菱商事

三菱商事はNo.1というか、別格扱いで、ここは総合商社の中でも

特別な存在だという。

 

一橋の学生も「三菱商事はまず内定をもらえない」という認識だそうだ。

 

その理由としては、外銀・外コンの内定持ちの学生は、そのプライドから

No.1を選ぶということで、特に三菱商事にこだわるようで、

外銀・外コン内定持ちの学生が就活戦線に加わることによって、

難化しているのだという。

 

確かに、株価時価総額とか営業利益といった資本市場的な視点からの

数値でも確かにNo.1なので、まあいいだろう。

 

もっとも、昔は三菱商事が今ほどダントツNo.1ということはなかったのだが。

②財閥系

三菱商事の次はというと、「財閥系」という切り口から、三井物産

住友商事が2番手グループだという。

 

昔は、商事と物産が2大商社というイメージもあったが、三井物産

少し三菱商事に差を付けられてしまったようだ。

 

東大、一橋の学生の間でも、「財閥系」の総合商社から内定をもらえれば

「あいつ、よくやったな」と思われるそうである。

③五大商社

3番手グループは、伊藤忠、丸紅の非財閥系の五大商社ということである。

五大商社という切り口で、双日豊田通商と線を引くという考え方は

理解できる。

何故なら、五大商社とそれ以外とでは年収に大きな差があるからだ。

おそらく、五大商社と双日豊田通商とでは、2~3割は年収の違いが

あるだろう。

 

また、この点は東大からの就職者数という点でも表れている。

 

三菱商事

24

三井物産

14

住友商事

13

伊藤忠

15

丸紅

7

双日

3

豊田通商

0

(※週刊東洋経済 2018/11/17号を基に集計)

 

東大から双日への就職者数はグッと減って3人である。

豊田通商においてはゼロである。

 

これらのことからも、五大商社と双日豊田通商との間には

違いがあると言えそうだ。

④総合商社:双日豊田通商

非五大商社の双日豊田通商の間にも差が有りそうである。

この2社は給与水準においては大きな違いは無い。

 

しかし、豊田通商の場合、名古屋色が強く、東大に限らず、京大や一橋からの

就職者もいない(平成18年3月卒業生)。

 

従って、鈴木商店日商岩井の流れを汲む、双日が序列においては

豊田通商よりも上ということなのだろう。

3. 就職後、総合商社の序列に意味はあるか?

結論的には、五大商社の間では、それほど大きな差は無いはずだ。

少なくとも、就活生の視点から見た違いよりは差は小さいと言えるだろう。

 

他方、五大商社とそれ以外の総合商社との間には年収面において

大きな違いがあるし、ネームバリューにも違いがあると言えるだろう。

 

それでは、五大商社について、どういった違いがあるか少し見ていきたい。

①年収面の違い

三菱商事の場合、初年度400万円スタートで、2年目には600万円、

3年目には800万円と昇給し、5年目には1000万円に到達する。

30歳では1300~1500万円はあるだろう。

 

そして、10年目のマネージャー昇格時点では1600~1800万円となり、

最速で40歳くらいで到達できるグループ・リーダーに昇格すると、

2000万円程度になり、確定申告の対象となってくる。

 

その上の部長に昇格できるのは同期入社の2割?もいないのだろうが、

早いと47歳くらいで昇格し、年俸は2500万円位となる。

 

国内系企業では最高水準であり、東京海上日本生命野村證券といった

トップ金融機関や、電通博報堂あたりと比較しても、若い時(20代)

の昇給ペースが速いのが特徴である。

 

しかし、30歳を過ぎたころから伸びは緩やかになり、とにかく2000万円

までの道のりは長い。

 

外銀だと30歳で3000万円~なので、アップサイドは限られているのが

特色でもある。

 

就活生の評価では、ダントツNo.1の三菱商事であるが、年収面においては

2番手グループの三井物産住友商事と大して変わらない。

住友商事などは若い時からの昇給ペースが速く、残業代やボーナスで

左右はされるのだろうが、27歳で1200万円くらいの社員はいる。

 

しかし、三井物産住友商事も30代で伸びが鈍化するのは共通で

2000万円が遠く、40歳を待たなければならない。

 

伊藤忠・丸紅も似たり寄ったりで、若干、丸紅は三菱商事と比べると

少ないかも知れない。

 

もっとも、商社の場合、海外赴任すると年収は約1.5倍~の世界なので、

全く違ってくる。

 

五大商社の年収水準は気にする程の有意な差は無く、むしろ、海外赴任の

有無、期間の方が大きなファクターとなるだろう。

②飛行機の違い:ビジネスクラスに乗れるかどうか

海外出張が多いビジネスマンにとっては、ビジネスクラスに乗れるかどうかは

気になるところである。

北米や欧州はどこも当然ビジネスクラスであろうが、アジア路線だと

会社によって差があるようだ。

 

この点、財閥系はどこでもビジネスクラスが使えるという話もあるが、

それは、景気動向、収益動向、部長の対応によって異なるところが

あるはずなので、過度に気にする必要は無いのではなかろうか?

 

外銀もリーマン前は全てビジネスクラスが当たり前であったが、

今では収益状況、上司の方針等によって異なってくるようだ。

③転職力

中途採用の場合、特にポジションがシニアになればなるほど、

会社のネームバリューよりも、職種・経験・現職のタイトルが

重要になってくる。

 

特に、業界が変われば、よその業界の序列はあまり気にならないので、

なおさら、大手五社の間のバリューの違いは生じないはずだ。

 

もっとも、それより重要なのは、総合商社の場合は、どこも転職力は

あまり強くないということだ。

東大⇒三菱商事、GL、年収2000万円、42歳であっても、

外銀・外コンはおろか、国内系金融機関ですら採用してはもらえない。

 

だからといって、ベンチャー系で活躍できるスキルや評価が得られる

わけではない。

 

したがって、転職力については総合商社と言えど、どこも課題である。

まとめ

総合商社の就活生における序列はわからなくもないが、一旦就職すると、

五大商社における差はそれ程ないだろう。

 

複数内定をもらった場合には、会社名による序列に囚われ過ぎることなく、

自分のやりたい分野(資源なら三井物産、中国、B to C系なら伊藤忠など)

あるいは海外赴任の可能性等の実質面に注目した方が賢明であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メガバンクに就職した東大法学部、東大経済学部生が中途採用で逆転するためのキャリアプランについて

 

1. 東大法学部、東大経済学部からメガバンクに就職することの評価

①主観的な満足度は様々かも知れないが…

メガバンクは3行ともに大量採用するため、東大法学部・経済学部からも、

他の有力大学と同様に、多くの者が就職する。

 

東大法学部・東大経済学部の学生からすると、メガバンクに就職することの

満足感は人によって異なるだろう。

 

銀行業務が好きで就職したとか、体育会とかゼミのコネで先輩の引きで

入ったとか、消去法で選んだとか、メガバンクを選択した事情は様々で、

メガバンクへの就職に満足している者もいるだろう。

②客観的な評価は辛い

しかし、世間一般ではメガバンクへの就職者は勝ち組のように取り扱われる

ことが多いかも知れないが、東大法学部や東大経済学部クラスになると、

必ずしもそうではない。

 

東大の学内では、メガバンクに就職することになったということを聞くと、

「外銀・外コン・総合商社には落とされたんだな」とか、

「国内系金融機関の専門職コースに落とされたんだな」とか、

「体育会等で他をあたる余裕がなかったのか」といった

見方をされることが多く、うらやましがられることは無いということだ。

 

これは、東大法学部・東大経済学部だけではなく、一橋、早稲田、慶応

でも似たような考え方だという。

2. 何故、今の学生からメガバンクは評価されないのか

東大、早慶等の有力校の学生から、メガバンクが余り評価されない理由としては

以下の理由が考えられる。

①転職するためのスキルが身に付かない

上位校の優秀な学生の間では、終身雇用に対するこだわりは必ずしも強くなく、

むしろ、将来に備えて転職することができるプロフェッショナル・スキルを

身に付くことができる企業・コースを志向するようだ。

 

このため、金融機関では、金融プロフェッショナルとなれる外資系金融機関や

国内系金融機関だとIBDやグローバル・マーケット等の専門職コースが

人気であり、リテール業務がメインのメガバンクは人気が無いということである。

②若い時から第一線で活躍したい

これは金融プロフェッショナルを志向する学生に限らず、一般的に

優秀な学生の間に見られる傾向のようだ。

 

何をもって、「若い時から活躍」を意味するかによるのであるが、

年功序列型の典型的な日本企業は経営されがちで、外資系やベンチャー

志向する学生が少なからず存在するようだ。

 

その意味では、人気の総合商社でさえ、典型的な年功序列企業なので、

若い時から活躍できないことを理由に回避する学生もいるという。

③若い時の年俸水準が高くない

既に40代、50代の者から見ると、20代の年収なんて小さな違いで、

長期的に大きく稼げるキャリアを目指すべきだと考えるのだが、

上記②とも関連するが、今の優秀層は早いうちからそれなりの給料が

欲しいという志向が強いようだ。

 

もっとも、メガバンク自体も若い時の給料が決して低いわけでは無い。

初年度こそ他の会社と似たような400万円レベルであるが、3年目には

500万円台、6年目の代理補昇格前には700万円前後、代理補昇格後

には800万円前後という、メーカーなどと比べると昇給ペースは

悪くは無い。

 

しかし、東大法学部や東大経済学部の優秀層からすると、

それではペースが遅く、3年目で700万、5年目には1000万円位は

欲しいということである。

3. メガバンクに就職後、中途採用でどこを狙うのか

東大法学部や東大経済学部の学生は、メガバンクの場合、明らかに

学歴的に優遇され、それは配属や昇格スピードに反映される。

しかし、実際に入社した後も上記のような理由や、外銀・外コン・商社

に就職した同期と会った時の比較感等から、やはりメガバンク

満足できないというのであれば、中途採用で逆転を図るしかない。

 

その場合、どこを狙うかというと、結局就活の際のリベンジのような

形で、以下のポジションを狙うのだろう。

 

(1)外資系金融機関

(2)外コン

(3)総合商社

(4)その他ベンチャー

4. 中途採用を考えるにあたっての留意点

①学歴ではなく職歴が最重要ファクターであること

就活における最重要ファクターは学歴である。

しかし、中途採用の場合には、学歴ではなく職歴であり、

東大法学部や東大経済学部のパワーが就活時よりも落ちてしまうことに

留意しなければならない。

②ポテンシャル採用の場合、若ければ若いほど良い

中途採用の場合、「年齢」が極めて重要なファクターとなる。

中途採用の場合は、IBDIBD、トレーディング⇒トレーディング、

債券セールス⇒債券セールス、法務コンプライアンス⇒法務コンプライアンスと、

同じ業態かつ同じポジション間での転職が基本となる。

 

したがって、業務経験のないポジションに未経験のままで転職することは

極めて難しい。

ただし、好況期には人手不足になりがちで、若手に対するポテンシャル採用

のニーズはある。

 

その場合は、今在籍している会社の職務経験が役に立たないということなので、

その職務を長く続けても評価されないということになる。

 

また、ポテンシャル採用を行う会社からすると、入社後にその若手社員に

改めて仕事を教えることになるので、変な色に染まっていない方が

育て易い。

 

このため、中途採用に向けて活動する場合、25歳までに動くのがよく、

同じ20代でも27-28歳ともなると、同期は外銀・外コンなら

アナリストからアソシエイトに昇格してある意味プロフェッショナルに

なっているので、途中から入り込むのは厳しくなる。

 

従って、メガバンクから外銀・外コン等にリベンジしたいと思うのであれば

早めに対策を立てて、とりあえず25歳までに勝負をしたいところである。

5. 外資系金融機関への中途採用

①前提として英語はできるようにしておくこと

外銀の場合も、外資系運用会社の場合も英語は必須であり、最低でも

TOEIC860点は無いと門前払いである。

従って、学生時代のTOEICが400~500であれば、急いで英会話学校

申し込んで、並行してTOEIC対策を進める必要がある。

②結論的に、メガバンクのリテール業務から外銀は難しい

外銀も、アナリストやアソシエイトの中途採用は随時実施している。

しかし、結論的には、メガバンクからダイレクトで外銀や外資系運用会社に

転職するのは極めて難しい。

何故なら、国内系証券会社のIBDやマーケット部門の現職の若手社員が

優先されるからである。

東大法学部や東大経済学部の学歴があっても、中途採用は、職歴が

最重要事項なので、学歴で職歴をカバーすることは厳しいのである。

③お金に余裕があればMBAという手もあるが…

お金に余裕がある場合には、ハーバードやウォートンといった有力海外

MBAを主として、アソシエイトで外銀に中途入社するという

のはアリである。

もっとも、メガバンクの職歴でトップ5のMBAに入学することは必ずしも

容易ではない。

但し、何とか米国のトップMBAを取得すれば、外銀に入社することは

十分に可能である。

④現実的には、とりあえず国内系証券会社のIBDやマーケット部門を狙うべき

直接外銀に転職するのは厳しいし、かといって、2000万円の費用と手間を

かけて海外MBAは現実的ではないかも知れない。

 

そこで、現実的に取り得る手段は、一旦国内系証券会社のIBD

マーケット部門に転職し、そこでキャリアを積んだ後に、外銀に

再挑戦するという方法だ。

 

国内系証券会社のIBD等のポジションは、若手を対象に随時採用を

しているので、リクルートJAC等の国内系大手エージェントに

相談の上、応募してみると良い。

 

もっとも、これも容易な途ではない。

英語力の向上や、証券アナリスト資格或いはUSCPA資格など、それなりの

準備をした上で対応すべきである。

 

なお、外銀ではなく外資系運用会社に将来転職したい場合には、

国内系証券会社ではなく、国内系運用会社に応募すれば良い。

難易度はこちらの方が落ちるので、可能性は高まるはずだ。

しかし、給与水準は大手金融機関の8掛けというのが目安なので

目先の年収は下がってしまうことに留意しなければならない。

6. 外コンへの中途採用

①戦略系ファームの場合

マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、ローランド・ベルガー

については、常時、若手が中途採用に挑戦する機会が与えられている。

 

このあたりの戦略系ファームは、外銀のように職歴を問われることが

無いので、東大法学部や東大経済学部の学生の場合は、

こちらであれば可能性はある。実際、メガバンクから中途でこのような

ファームに転職できた人は少なからず存在する。

 

もっとも、書類選考が出来たとしても、3次面接、4次面接と

面接プロセスは面倒であり、競争率も高い。

必勝法が存在するわけでは無いが、失敗しても(労力を除くと)何かを

失うわけでは無いので、当たれば儲けもの的な気持ちで挑戦するのは

アリだろう。

②総合系ファームへの転職

アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング

アビームコンサルティング、ベイカレント・コンサルティング、シグマクシス、

PwCコンサルティング等である。

 

このあたりのファームは、デジタル・フォーメンション、IT/AI関連の

システム需要の拡大に関連して、大変ビジネスが拡大している。

そのため、どこのファームも若手の採用に極めて熱心であり、

採用されるスペックは以前と比べるとかなり低下してきている。

 

実際、東大法学部、東大経済学部の学歴でメガバンクで働いているのであれば

相応のコンサル対策を採れば、採用される可能性は十分にある。

 

このあたりの事情については、こちらのサイトのこの記事が詳しいので、

是非読んでいただきたい。

www.shiningmaru.com

7. 総合商社への中途採用

新卒での就活だと、外銀・外コン>総合商社だったから、

総合商社なら何とかなるかという発想はあるかも知れないが、

こちらは結構厳しい。

 

何故なら、外銀・外コン疲れをした超ハイスペックな若手社員が、

ワークライフバランスを求めて、総合商社の中途採用枠に

押し寄せるからだ。

 

また、総合商社側も元外銀・外コンは歓迎の様で、そこに食い込むのは

至難の業だ。

 

それ以外だと、経験者採用的な切り口で、専門商社⇒総合商社の当該部門、

資源関連会社⇒総合商社の当該部門というのが若干あるが、

メガバンクでの職歴は総合商社では特に不要なので、難しい。

 

従って、総合商社への中途採用はあまり当てにしない方が賢明と思われる。

8. ベンチャー/起業等

東大法学部、東大経済学部からメガバンクに行って、そこから、

いきなり自ら起業を目指したり、ベンチャー企業への転職を考える人は

あまり多くは無いだろう。

 

どうしてもベンチャー転職やベンチャー起業をやりたくなった場合は

別だが、上記の外銀、外コン、商社への転職がうまく行かないからといって

やけ気味にベンチャーというのはやめた方がよい。

 

もっとも、ネット系のスキルとか情報発信というのは、今後も使えるスキル

なので、副業的な観点で、ベンチャー起業やSNS・個人メディアを

勉強するのは大いにアリである。

最後に:ファーストキャリアの重要性

東大法学部、東大経済学部からメガバンクというのは、何ら問題ない

キャリアのように見えるが、そこから、外銀・外コン・総合商社に

転職するのは容易ではない。

 

就職してしまえば、学歴の価値は薄れていく一方なので、

学生の間に、英語や就活対応を十分した上で上記企業に入る方が

簡単である。

 

結局、ファーストキャリアがいかに重要かということなのであるが、

学生の間にはそれは十分に認識されておらず、大学3年生の後半から

ようやく就活を始める学生もいる。

 

結局、いいキャリアを築いていきたい学生は、早いうちから十分な

就活準備をするべきで、ここでサボってしまうと、就職後

大変しんどい思いをすることを肝に銘じなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外資系金融機関(外銀、バイサイド)の貯金額について考えてみた。

 

1. 外銀の高い年収ばかりが強調されがちだが…

外資系金融と言うと、30歳で年収5000万円、MDになると年収1億円以上と、

外銀の中でもフロント部門(トレーディング、セールス、IBD等)の高い

年収ばかりが注目されがちだ。

 

確かに、外銀の年収が相対的に高いことは間違いないが、以下の理由から

年収だけではなく、「貯金額」も極めて重要なのである。

しかし、この「貯金額」についてはあまり注目されていない。

①国内系大手企業のように60歳定年ではない

外資系金融機関の就業規則における定年は、国内系企業同様に60歳という

ところが多い。しかし、事実上はそういうことは全くなく、

45歳定年制とも言われるように、40代半ばを過ぎて外銀のフロント職で

働ける人はわずかだ。

 

リーマンショック前の話であるが、某米国系大手の外銀の場合、

そもそも、全従業員1000人中、40歳以上の社員は110人しかいなかった。

(バックもフロントも合わせて)

 

従って、高給をもらえるのはせいぜい40代半ば位までと考えた方が

無難だ。このため、年収が大きく減少或いはリタイアするまでに

相応の貯金をしておくことが重要なのだ。

②累進税率と「経費」を使えないサラリーマンであること

外資系金融機関の場合、年収は高くとも、MDであってもサラリーマンである。

従って、中小企業経営者のように、「経費」を活用できないので、

累進税制に伴う高い税率が掛かってくる。

 

例えば、年収が3000万円の場合、所得税・住民税・社会保険を控除した後の

手取り額は額面の約6割の1800万円である。

 

年収5000万円の場合だと、手取り額は6割を切り、約2800万円弱。

 

年収1億円だと、手取りは半分を若干切ってしまい、5000万円を若干

下回ってしまう。

 

この手取りの中から、将来に向けて貯金をしていかないと行けないので、

大変である。

2. 外銀の人は、どの程度、貯金に回せばいいだろうか?

①ファイナンシャル・プランナー(FP)的には年収の2割を貯金せよというが…

年収の内、どの程度を貯金に振り向けるべきかについては、一義的に決まる

わけではないが、おおよその目安として、ファイナンシャル・プランナー

的には、年収(手取りではなく額面)の2割位が望ましいという。

 

例えば、年収3000万円だと、500~600万円、

年収5000万円だと、1000万円、年収1億円だと、2000万円

位である。

 

手取りで見ると、33%~40%位を貯蓄に回せということなので、

高収入とは言え、結構キツイ話である。

②実際に貯金に回せる金額は、個人差があるが…

外資系金融、特に高収入なフロント職の人は、お金が増えれば増えた分だけ

派手に消費に回す人が多いと思う。

 

地味に郊外に住んで、コツコツ貯めるようなタイプは、外銀のフロント職には

向いていないかも知れない。

(もっとも、バックオフィスの人は少し異なるかも知れないが…)

 

従って、上記①のような、手取りの4割を貯蓄に回せと言っても

厳しいかも知れない。

 

更に、細かい話になるが、外資系金融機関のボーナスの一部(2~3割)

は、RSUという形で株式で支払われ、行使期間が3~5年位に

なっている場合が大半であろう。

従って、年収5000万とか年収1億と言っても、手取りは更に

少なくなってしまう。(もちろん、将来的にはExpireするものを除いて

現金化はできる。税率は給与所得と同様であるが。)

このため、手取りの3~4割を貯蓄に回すのはますます厳しい話となってくる。

 

ちなみに、リーマンショック前の好況期の話であるが、知人で年収1億どころか

2億円位稼いでいた元外銀MDがいるが、贅沢な消費をすると、このように

なってしまった。

(興味ある人は、こちらの過去記事をご参照下さい。) 

blacksonia.hatenablog.com

 3. シミュレーション

①再楽観シナリオ

まずは、再楽観シナリオから。30歳でVPに昇進し、

35歳でMDに昇格。50歳まで働けたとする。

 

VPの年収は3000万円、MDの年収は1億円とする。

30歳のVP昇格時点での貯金は2000万円としよう。

 

そして、現実性は少し欠けるかも知れないが、額面の2割を貯金する

ことができたとしよう。

 

そうすると、

・VP昇格時点での貯金額が2000万円。

・VPでの5年間の貯金額合計が、600×5=3000万円。

・MDでの15年間の貯金額合計が、2000×15=3億円。

・退職金を1年あたり200万円×28年=5600万円。

 

そうすると、4億600万円となる。

さすがに余裕であるが、現実的にはここまで貯蓄に回せないし、

50歳まではきついかも知れない。

 

実際、業界的にはMDまで昇格して、40過ぎでリタイアする際の

貯金額は2~3億円位と言われているので、4億円というのはかなりの

楽観シナリオなのかも知れない。

②メインシナリオ

今度の想定は、30歳でVP昇進で年収3000万円は先程と同じとしよう。

ただ、35歳でSVP/Directorに昇進して年収5000万円、そして、

45歳まで働けるとしよう。

 

計算すると、

・30歳のVP時点での貯金が2000万円。

・35歳までのVPでの貯金が3000万円。

・45歳までのSVP/Directorでの貯金が、5000×20%×10年=1億円。

・退職金が1年あたり200万円として、23年間で4600万円。

 

以上の総合計が、1億9600万円である。

もっとも、年収5000万円、手取り2800万円弱で1000万円を貯金に回すのは

厳しいので、せいぜい1億5000万円位か?

わりとこれは、実感に合う金額である。

要するに、そこそこうまく行った場合は、40代で1億5000万円位は

貯金ができるということだ。

③リスクシナリオ

リスクシナリオといっても、このカテゴリーが割合的には最も多いだろう。

そもそも、入社3年後には半分、入社6年後のVP昇格可能時点では

2割位しか残っていない世界である。

20代で辞めると、大して貯金などできない。

 

何とかVPになっても、リストラ等で40歳になる前に外銀を去る場合には

1億円も貯められないケースが大半だ。

4. 外資系運用会社(バイサイド)という選択肢も

外銀は当たり外れが激しいので、もう少しミドルリスク・ミドルリターンが

いいという人は、外資系運用会社という選択肢もある。
blacksonia.hatenablog.com

 5. リスク面を加味すれば総合商社は捨てがたい?

外資系運用会社(バイサイド)の場合でも50歳くらいで1億円以上

貯金ができることは十分可能なのだが、当然リスクはある。

 

その点、総合商社の場合には終身雇用であり、退職金・年金も手厚い。

従って、定年時ということになってしまうが、1億円位貯めることは

可能であり、リスク面を考慮すると魅力的である。

 

モルガンスタンレーを蹴って、三菱商事を選択する学生もいるようだが、

感覚的、本能的にこのような計算をしているのかも知れない。

総合商社が人気なわけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BMW(特に8シリーズ、M3、M4等の1000万円超モデル)を買う人の年収と職業について。ベンツと比較してどうか?

 

1. BMWのラインナップ(ベンツとは異なる)

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①3シリーズが主流

ベンツと並ぶドイツの大手高級車ブランドであるBMWであるが、

もともとは比較的小型のスポーツカーを主流としていたこともあり、

ラインナップはベンツのそれとは異なっている。

 

最近は、変わってきているようであるが(Cクラスが主流になりつつある)、

ベンツというと、Eクラス、Sクラスの大型モデルが半分以上を

占めていた。

 

他方、BMWは今でも圧倒的に3シリーズが主力である、半分以上は

3シリーズのようだ。

②ベンツのEクラスと、BMWの5シリーズは違う?

ベンツのEクラスは大型化と、SUV人気等に押され、近年では人気が

落ちてきているようだ。実用性にも面白みにも欠けるということで、

CLSという同プラットフォームのスポーツクーペを販売しているのが

その証左のようだ。

 

他方、BMWの5シリーズはまだまだ人気のようだ。

というのは、BMWの7シリーズというのがベンツのSクラスと比べると

マイナーな存在であり、3シリーズよりも上を買いたいという人は

7シリーズという選択肢が無いため、5シリーズに流れるようだ。

(なお、5シリーズについてはこちらの過去記事もご参照ください。) 

blacksonia.hatenablog.com

2. BMWの1000万円超モデルについて

①5シリーズは1000万円以内で購入可能

3シリーズには飽きた。或いは、年収、年齢が上昇し、もう少し上のモデルを

買いたいというBMWファンには、5シリーズという選択肢がある。

 

そして、上述のように、BMWのラインナップの中では、7シリーズが

マイナーなので、5シリーズというのはイケているモデルということである。

実際、大型化に伴い、全長は5m近く高級感もあるので、見栄え的には

何の問題も無い。

 

しかし、5シリーズの場合は、諸費用を入れて800万円位で十分購入可能で

あり、1000万円も用意する必要は無さそうである。

②8シリーズはどうか?

5シリーズよりも上となると、8シリーズという2ドアクーペの

最上位モデルがある。

 

しかし、こちらは諸費用込みだと2000万円位になってしまい、

少々予算オーバー気味である。

 

同じ2000万円を出すのであれば、ポルシェカレラとか、

フェラーリカリフォルニア(中古)の方が、リセールヴァリューが圧倒的に

高いので、そこは考えてしまう。

②Mシリーズ(M2、M3、M4、M5、M6)

5シリーズよりも予算はある。しかし、8シリーズじゃ少々予算オーバーという

場合には、Mシリーズがある。

ベンツでいうとAMGに相当するモデルだ。

 

これの3シリーズベースのM3、M4であれば、諸費用込みでも十分

1500万円以内に収まる。

また、もう少しコンパクトでもいいというのであれば、M2が

丁度1000万円位なので、こちらもおススメということだ。

3. BMWの高額モデルの購入者の年収と職業について

①法人は比較的少ない?

高級車というと、自営業の会社社長、或いは、医療法人化した開業医が

法人名義で、ローンやリースを使って、節税目的も兼ねて経費で

購入というパターンが想起される。

 

実際、ベンツのSクラス、マセラティランボルギーニあたりは

8割方が法人名義での購入という。

マセラティについてはこちら) 

blacksonia.hatenablog.com

 

しかし、BMWのMシリーズあたりの購入者は、法人名義での購入割合は

そこまで顕著では無いという。

もちろん、いることはいるが、半分弱位ではないかということだ。

この点は、同じスポーツカーという観点では、フェラーリ(但し、新車)

と似ているなと思った。

フェラーリについてはこちら) 

blacksonia.hatenablog.com

 ②ローン金利は3.95%が基準だが、お得なキャンペーン金利

購入方法として、ローンを併用する場合には、金利が気になるところである。

外車の場合は、3.90%あたりの金利水準が多いようだが(平成31年2月時点)

BMWは基本金利が3.95%と大体他と同じ水準だ。

 

しかし、1%とか2%台のお得なキャンペーン金利も使えるようであり、

購入の際にはこうしたものをうまく活用したいところだ。

③職業について

職業については、上記の法人名義での購入割合にも関係するところが、

日本の典型的な金持ち層である中小企業の社長、開業医に限定されないようだ

Mシリーズについては、結構会社員が多いという。

(もちろん、外資系等、高収入のサラリーマンなのだろうが…)

 

実際、年収1500万円以上であれば、残価設定ローンと低金利を組み合わせると

買うことは不可能ではない。

 

本来、1000万円以上のクルマを購入するのであれば、年収2000~3000万円は

欲しいところだ。

しかし、クルマに掛ける年収の割合が高くてもいいというのであれば、

年収2000万円未満でも物理的に購入は可能である。

 

BMWのMシリーズの購入者の特徴は、「とにかくクルマが好き」という

タイプが多いそうなので、年収1000万円台でも頑張って購入している人が

結構いるということのようだ。

BMWの年齢層は比較的低い

ベンツのSクラス、マセラティ、ポルシェのカレラなどは、

50代、60代が多く、年齢層は高めであるようだが、

BMWのMシリーズの場合は、30代や40代も多く、年齢層は幅広いということだ。

 

やはり、クルマ好きが買うということで、頑張って若くで購入しようという

人がいるのだろう。

感想

BMWの3シリーズは、小型でステアリング性能が高く、狭い途が多い

日本の都市部にはピッタリのクルマなのだが、バブル期から

「六本木のカローラ」と揶揄されたりして、プレミアム感に

欠けるという弱みもある。

 

今ではますます3シリーズは普及しているので、BMWインパクトの

ある高級車ということでは、Mシリーズ、更に予算があれば8シリーズが

いいだろう。

 

年収は2000~3000万は欲しいところであるが、頑張って、1000万円台で

購入している人も多いので、若い人で車好きの人は狙っても

いいのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トヨタ クラウンを買う人の年収、職業等について

 

1. トヨタ クラウンの価格帯

①「いつかはクラウン」はまだ現在でも健在?

30年位前のバブル期、当時はまだレクサスがこの世にない時代であったが、

クラウンはトヨタの最上位機種であった。

今では、レクサスに押され、ディーラーも普通のトヨタクルマと同じなので

高給車というイメージは余りないかも知れない。

 

それでも、しっかりとしたファンはいるようで、モデルチェンジした影響も

あるが、新車登録台数ランキングの15位にランクしており、まだまだ

健在のようだ。

②価格帯は?

ガソリン車とハイブリッド車と両方のタイプがあるが、

ハイブリッドタイプでも諸費用込みで600万円もあれば購入が可能である。

2. クラウンの購入方法

①法人名義か、個人名義か?

高級車の場合、ベンツSクラスのように、法人名義で会社の経費として

購入するというパターンが多い。

 

法人名義、会社経費、残価設定ローン或いはリースというパターンだ。

 

ディーラーに聞いてみたところ、クラウンの場合、社用車として

使われるイメージもあるが、購入方法としては法人名義での

購入割合はせいぜい半分位で、個人名義での購入者も結構多いという。

 

この点は、同じセダンで、伝統的な社用車というカテゴリーでは、

ベンツのSクラスとは大きく異なっている。 

blacksonia.hatenablog.com

 

②個人名義での購入者の買い方は?

それでは、個人名義で購入する人の買い方は、キャッシュかローンかという

ことであるが、ローン使用者の割合が結構高いという。

 

トヨタは普通のローン金利は高いが、残価設定ローンの金利は外車と

比べると低めに設定しているようであり、キャンペーン時期にもよるが

1~2%代のお得な低金利での残価ローン設定を十分狙えるようだ。

 

トヨタの場合、金利での利益がトヨタ全体の利益の相当の割合を占めており、

ビジネス的に、ローンを推奨したいというのは理解できる。

3. トヨタ クラウンを買う人の年収、職業等

①昔は典型的な自営業者(中小企業の社長)のクルマというイメージだったが…

上記の購入方法からうかがえるが、今では、法人名義での購入割合は、

半分あるかないかだという。

従って、典型的なイメージである、中小企業の社長が、会社の経費で

クラウンを買うというのは昔よりも減っているようだ。

 

とはいえ、半分近くは、自営業者が会社の経費でローン或いはリースで

クラウンを購入するというのがマジョリティである。

 

個人での購入者も多いということであるが、サラリーマンの管理職の

人の購入が多いが、リタイア層が購入したり、職業の幅は多いという。

②年収レベルは1000万円もあればOK?

クラウンの購入価額は、諸経費込みで600万円、低金利の残価設定ローン

を使用できるので、法人名義であれば月に10万円にも満たないレベルの

支払いで購入が可能である。

既に持っているクラウンを下取りに出して、ロールオーバー

をしていくという昔からのパターンである。

従って、特別な高額所得法人でなくとも購入可能である。

 

個人で買う場合も、低金利の残価設定ローンが使えるので、

下取り車の買取価格にもよるが、頭金を100万円程度用意できれば

月々数万円の支払いから購入可能なので、特別な高収入でなくとも

購入が可能である。

 

年収1000万円もあれば購入可能なので、大企業の管理職以上であれば

十分狙えるクルマである。

4. トヨタ クラウンの購入者の特徴 ~年配の人が多い~

トヨタ クラウンの購入者の特徴は何といっても、50代、60代の

高齢者の割合が高い。

 

理由は明らかで、その年代は、「いつかはクラウン」ということで

クラウンに乗ることが一つのステイタスだったからだ。

 

30代、40代でトヨタの高級車に興味がある人は、やはりレクサスに

流れてしまう。

最後に

トヨタの高級車はレクサスがあるので、クラウンの存在意義は低下したように

思えるが、歴史的なトヨタのフラッグシップであり、オールドファンも多く

まだまだ健在のようだ。

 

しかも、北米ではなく国内ユーザーにフォーカスをして作られたクルマであるので、

全幅が1800ミリと、ベンツのCクラスとかBMWの3シリーズよりも細く

作られており、ハンドルも切りやすく、都市部の狭い途でも運転しやすく

作られている。

 

パワーが十分あるし、見かけにおける存在感・いかつさもあるので、

リタイアしたサラリーマンが老後にゴルフ等の趣味に活用するにに

いいかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東大経済学部からも就職。文系学生のトヨタ自動車への就職について、年収、キャリア等から考えてみた。

 

1. 企業自体の存在感に比して、就活においては控えめな存在?

トヨタ自動車は株価時価総額20兆円超(平成31年2月末現在)、

営業利益2兆円レベルの、規模感においてはダントツの日本一の企業である。

 

他方、文系の学生の就活においては、トヨタ自動車はあまり存在感が無い、

控えめなイメージである。

 

確かに、文系トップの東大経済学部から就職者は出ているものの、

トップ学生の間で、「トヨタ自動車に就職したい!」という声は

あまり聞かれない気がする。

 

そこで、文系学生のトヨタ自動車への就職について、年収、将来のキャリア

面から考えて見たい。

2. トヨタ自動車と年収

①平社員時代の年収 ~30歳位

初任給は学部卒の場合(文系は基本的に学部卒)、

23万円スタートで、これに残業代とボーナスが付く。

初年度は夏のお祝い金10万円、冬のボーナスが50万円位で、

年収400万円位である。

 

最初の3年間はほとんど変わらず、

残業代込の月収30万円と、ボーナスが70万円×2で、合計500万円程度

の時代が続き、やや我慢の時代である。

 

4年目以降は少しずつ増え始め、30歳位で700万円台に到達できる。

②主任時代の年収(30代)

学部卒がメインの文系の場合、早ければ10年目で主任に昇格できる。

そうすると、年収がある程度増え、900万円~となる。

そこからは、少しずつ年功序列で上昇していく。

③課長の年収(40代)

学部卒の場合、最速で15年目で課長に昇格できる。

その場合は、30代の内に課長になれるということである。

通常は40歳過ぎ当たりであろうか。

 

課長になると、給与水準が上昇し、1200万円~となる。

ここまでは大卒の場合、ほぼ全員が到達可能である。

 

そこから先は、ワンランク上の室長に昇進できない限り、

1400万円位がマックスとなる。

(1500万円の壁)

④室長以降の年収

40歳位で課長になれたとしても、ワンランク上の室長になれない限り、

年収は1400万円位で頭打ちとなる。

 

しかし、室長になれる者はそれほど多くない。

室長になれれば、年収1600万円~ということであり、

大手金融機関以上の年収ということになる。

もっとも、その上の部長職に昇格できない限り、1800万円位が

上限となり、そこから先は難しい。

(年収2000万円の壁)

 

部長になれば年収1800万円~、2000万円超えも可能だが、

ここまで到達できるのはほんの一部であり、あまり想定しない方が賢明であろう。

3. トヨタ自動車からの他社への転職

①同業他社(自動車関連企業)への転職しかない?

これはトヨタ自動車に限らず、メーカーの全般的な課題であるが、

20代のポテンシャル採用を除くと、他業界への転職は難しい。

 

30代を過ぎて役職が付いた段階で、コンサルとか金融とかをやりたいと

言っても、なかなか転職は難しい。

 

従って、可能性があるのは、自動車関連の外資系企業で、ベンツ、BMW、テスラ

VWといった完成車メーカーや、デルファイ、ボッシュ、ジョンソンコントロール

マグナといった部品メーカーということになる。

 

しかし、トヨタ自動車は自動車で世界一競争力を有する企業であるので、

外資系に転職したからと言っても年俸が増えるとは限らない。

これは金融やコンサルとは異なる点である。

 

従って、40代で幹部社員になって、役員クラスで外資系自動車関連メーカーに

就職しない限り、あまり妙味はないと思われる。

MBAを取得して外コンに転職

トヨタ自動車は生産管理という面において海外企業から広く注目され、

トヨタ自動車自体が外コンのクライアントでもあるので、

海外MBAを取得して、MBBで外コンになるという途もある。

しかし、極めて限定的なキャリアであり、これはなかなか難しい。

4. トヨタ自動車への中途採用による転職

今回のテーマからは少しずれるかも知れないが、他社からトヨタ自動車

中途採用で入社することは可能であろうか?

 トヨタ | キャリア採用情報 | 事務系募集職種

 

公式HPを見ると、事務職についてもそれなりに広く中途採用を実施

しているようである。

 

これを見ると、文系からは、調達、新規事業開発、品質保証、

といった職種がある。

調達と品質保証は製造業での経験者を想定したポジションであろう。

 

新規事業開発は、ベンチャービジネス・投資関連のポジションもあり、

金融・商社からも応募ができそうである。

 

もっとも、第二新卒・若手を除くと、30以上で、金融・商社から

中途採用で入社しようと希望する人は少ないのではないだろうか。

 

というのは、いずれも勤務地が愛知県ないしは岐阜県となっており、

東京在住で家族持ちの人が行くのはハードルが高いからである。

 

他方、名古屋周辺にUターンしたいという人にとっては魅力的な

ポジションであるはずだ。

まとめ

選べる立場にある、東大、早慶の文系学部のトップ学生からすると、

必ずしもトヨタ自動車に行きたいと思えない理由が2点ほどある。

 

第1点は、大手金融機関と比べた場合の、年俸水準だ。

40代以降はトヨタと大手金融機関の年収レベルにはそれほど差は無く、

場合によってはトヨタの方が多いと思われる。

 

ただ、20代、30代の間が、大手金融機関の8掛け位であろうから、

そこを気にする学生はいるだろう。

 

第2点は、勤務地である。もちろん海外勤務はあり得るが、

トヨタ自動車の場合は今でも名古屋色が強く、勤務地は

名古屋周辺となる。首都圏に居住することを好む、在京の有力大学生

からすると、この点は気になるのであろう。

 

中途採用等における転職力が特に身に付くわけではないので、どういった

学生がトヨタ自動車に向いているかと考えると、やはりクルマが好きだという

学生では無いだろうか?

メーカーの場合は、一般的に言えることだが、その会社の製品に興味が

持てないと、面白くないのではないだろうか?

 

とはいえ、「安定性」を求める学生とか、「あえて金融は行きたくない」

学生が消去法で選択するということはあり得るかも知れない。

そういった場合には、クルマ、特にトヨタ車のことをよく勉強してから

面接に臨む必要があるだろう。