トヨタ クラウンを買う人の年収、職業等について
1. トヨタ クラウンの価格帯
①「いつかはクラウン」はまだ現在でも健在?
30年位前のバブル期、当時はまだレクサスがこの世にない時代であったが、
クラウンはトヨタの最上位機種であった。
今では、レクサスに押され、ディーラーも普通のトヨタクルマと同じなので
高給車というイメージは余りないかも知れない。
それでも、しっかりとしたファンはいるようで、モデルチェンジした影響も
あるが、新車登録台数ランキングの15位にランクしており、まだまだ
健在のようだ。
②価格帯は?
ガソリン車とハイブリッド車と両方のタイプがあるが、
ハイブリッドタイプでも諸費用込みで600万円もあれば購入が可能である。
2. クラウンの購入方法
①法人名義か、個人名義か?
高級車の場合、ベンツSクラスのように、法人名義で会社の経費として
購入するというパターンが多い。
法人名義、会社経費、残価設定ローン或いはリースというパターンだ。
ディーラーに聞いてみたところ、クラウンの場合、社用車として
使われるイメージもあるが、購入方法としては法人名義での
購入割合はせいぜい半分位で、個人名義での購入者も結構多いという。
この点は、同じセダンで、伝統的な社用車というカテゴリーでは、
ベンツのSクラスとは大きく異なっている。
②個人名義での購入者の買い方は?
それでは、個人名義で購入する人の買い方は、キャッシュかローンかという
ことであるが、ローン使用者の割合が結構高いという。
トヨタは普通のローン金利は高いが、残価設定ローンの金利は外車と
比べると低めに設定しているようであり、キャンペーン時期にもよるが
1~2%代のお得な低金利での残価ローン設定を十分狙えるようだ。
トヨタの場合、金利での利益がトヨタ全体の利益の相当の割合を占めており、
ビジネス的に、ローンを推奨したいというのは理解できる。
3. トヨタ クラウンを買う人の年収、職業等
①昔は典型的な自営業者(中小企業の社長)のクルマというイメージだったが…
上記の購入方法からうかがえるが、今では、法人名義での購入割合は、
半分あるかないかだという。
従って、典型的なイメージである、中小企業の社長が、会社の経費で
クラウンを買うというのは昔よりも減っているようだ。
とはいえ、半分近くは、自営業者が会社の経費でローン或いはリースで
クラウンを購入するというのがマジョリティである。
個人での購入者も多いということであるが、サラリーマンの管理職の
人の購入が多いが、リタイア層が購入したり、職業の幅は多いという。
②年収レベルは1000万円もあればOK?
クラウンの購入価額は、諸経費込みで600万円、低金利の残価設定ローン
を使用できるので、法人名義であれば月に10万円にも満たないレベルの
支払いで購入が可能である。
既に持っているクラウンを下取りに出して、ロールオーバー
をしていくという昔からのパターンである。
従って、特別な高額所得法人でなくとも購入可能である。
個人で買う場合も、低金利の残価設定ローンが使えるので、
下取り車の買取価格にもよるが、頭金を100万円程度用意できれば
月々数万円の支払いから購入可能なので、特別な高収入でなくとも
購入が可能である。
年収1000万円もあれば購入可能なので、大企業の管理職以上であれば
十分狙えるクルマである。
4. トヨタ クラウンの購入者の特徴 ~年配の人が多い~
トヨタ クラウンの購入者の特徴は何といっても、50代、60代の
高齢者の割合が高い。
理由は明らかで、その年代は、「いつかはクラウン」ということで
クラウンに乗ることが一つのステイタスだったからだ。
30代、40代でトヨタの高級車に興味がある人は、やはりレクサスに
流れてしまう。
最後に
トヨタの高級車はレクサスがあるので、クラウンの存在意義は低下したように
思えるが、歴史的なトヨタのフラッグシップであり、オールドファンも多く
まだまだ健在のようだ。
しかも、北米ではなく国内ユーザーにフォーカスをして作られたクルマであるので、
全幅が1800ミリと、ベンツのCクラスとかBMWの3シリーズよりも細く
作られており、ハンドルも切りやすく、都市部の狭い途でも運転しやすく
作られている。
パワーが十分あるし、見かけにおける存在感・いかつさもあるので、
リタイアしたサラリーマンが老後にゴルフ等の趣味に活用するにに
いいかも知れない。