アパレル業界で注目の急成長企業、ストライプインターナショナルの次世代経営幹部候補はどうか?
ベンチャー企業はインターネットだけではない
ベンチャー企業というとインターネット企業だけではない。アパレルの非上場企業で急成長を達成している会社がある。それはストライプ・インターナショナルというSPAのアパレルの会社だ。この会社はアパレルに限らずホテル事業を展開したり、ZOZOのようなECビジネスを展開するなど、独特の経営スタイルで注目されている。
ある意味、ネットとリアルの双方を経験できる面白い会社である。
ストライプ・インターナショナルが次世代経営幹部候補として、経営企画又は各ブランド事業部の求人を募集中。
業務内容を見ると、仕事の魅力が最初に書かれている。
〇社長と直接コミュニケーションでき、経営の意思決定に非常に近い場で仕事ができる
〇グローバルな経営に関われる
〇マネジメント規模・裁量が大きい仕事ができる
なかなかいいではないか。
それでは、アパレルや流通とは無関係の金融機関の人間が採用される余地はあるのか?
求める人材の必須条件を見てみよう。
〇経営に対する強い意志
〇戦略決定及び実行力
〇高度な計数管理能力
結構抽象的精神的な事項が並ぶ。強いて言うと、数字、財務に強い人がいいということか。そうであれば、金融機関の者でもできるかも知れない。
さらに、歓迎する条件を見てみよう。
〇事業会社での経営企画部門、又はコンサルティング業界での業務経験
〇事業会社における、事業開発や事業推進の経験
〇ビジネスレベル英語
これを見ると、「事業会社」が連呼されている。やはり金融はお呼びではないか。他方、コンサル出身者は歓迎だ。将来のキャリアの広がりを考えると、金融よりもコンサルが圧倒的に優位であることを痛感した。
ただ、英語ができる人は歓迎ということで、外資系金融機関の人間であれば、ここはプラスだ。
歓迎資格を見ると、公認会計士と簿記1級が優遇されている。やはり、財務や会計に強い人が歓迎されている。証券アナリスト資格ならあるんだけどなあ。まあ、財務会計的なリテラシーはあるだろうから、何とかなるか。
勤務地は、歌舞伎座タワー(銀座)だ。場所も便利だし、オフィスも新しいタワーで職場環境は良好だ。
しかし、給与が…
なかなか面白そうだと読み進めていくと、給与が600万円から1000万円。上限はどうせ出ないだろうから、いいとこ800万位か?
それ、メガバンクだと28-30歳くらいの給与水準である。外資系なら1-2年目である。
なかなか厳しい。
また、ストックオプションの言及は無い。
結論
給与的にかなり厳しい。ストックオプションがあれば別だが、どうやらなさそうだ。
また、同じベンチャーならインターネット系の方がインターネット関連のスキルが身に付くし、狭いネット業界での人脈も形成しやすいだろう。メイン業務がアパレルだとリアル業務になってしまうので、普遍性が低い。
以上を総合すると、ネット系の有望なベンチャー企業のポジションを探した方がいいだろう、金融機関の人間は。