40代の銀行員が転職に際して登録すべき人材エージェント5社

40歳にもなって転職エージェントを使ったことが一度も無いのは問題

40代の銀行員の転職は難しい。しかし、まずは情報を取らない限り何も始まらない。別に転職慣れするのが偉いということはないが、転職エージェントと付き合ったことが一度も無いというのも問題だ。情報が何よりも重要な転職活動(新卒の就活の場合も極めて重要であるが)において、しかるべき人材エージェントから十分求人情報を得る必要がある。

そういうことを言われても、40歳にもなって一度も転職エージェントを使ったことがないサラリーマンはどこに登録したらいいのかわからない人も多いだろう。

そこで、少なくともここには登録すべきという転職エージェントを紹介する。

転職情報はエージェントごとに分散しているので、面倒ではあるがなるべく多くのエージェントに登録し、最大限求人情報を入手する必要がある。

1. まずは国内最大手のリクルートには登録しよう。

f:id:blacksonia:20180821124149p:plain

何といっても、国内ダントツトップのリクルートである。求人情報が半端ではない。外資系金融、事業会社大手、インターネット系ベンチャー、中小企業とあらゆるタイプの求人情報を持っている。インターネット系のベンチャーだけではなく、ライザップとか俺のステーキといった急成長している事業会社の案件もある。

東京の場合、登録して呼び出しがかかれば東京駅横の立派な本社の最上階に案内される。そして、立派な個室オフィスで面談を受ける。書面通過するかどうかは別であるが、10通以上の求人情報をその場で紹介される。サラリーマンであれば、是非行ってみたいエージェントだ。

2. JAC

f:id:blacksonia:20180821124731p:plain

次に押さえておきたいエージェントはこちら、JACだ。リクルートに次ぐ日本でナンバー2のエージェントだ。リクルートよりも外資系の求人の割合が多いが、国内系案件も豊富にある。リクルートと案件があまり重複しないと思われるし、金融関係の求人情報も豊富にある。

オフィスは九段下/神保町エリアでやや不便だが、リクルートと並行して是非登録しておくべき人材エージェントである。

 

3. エン・ジャパン

f:id:blacksonia:20180821125117p:plain

こちらはTVCMでもお馴染みのエン・ジャパンだ。ホームページの通り、40代向けの管理職の求人も多い。JACとは異なり、外資系の求人はあまり強くないが、国内系の案件は多い。

登録はタダなので、登録作業は少々面倒臭いが、リクルートJACと合わせてここも大手なので登録しておきたい。

4. プロフェッショナル・バンク

f:id:blacksonia:20180821125427p:plain

ここは先ほどの大手3社と比べると規模は小さいが、豊富なベンチャー系の案件を持っている。ベンチャーといってもインターネット系に限らず、急成長している国内事業会社系の他には無いような面白い案件も紹介してもらえる。

ただ、登録しても必ずしも連絡が来るとは限らない。

5. Wantedly

5件目は、インターネット系ベンチャーに特化しているWantedlyだ。これはPCで登録するよりもスマホアプリをDLして使うのが良いだろう。

ここはネット特化のサービスなので、エージェントの面談はなく、興味がある企業に自分から申し込んで反応を待つ形となる。

一旦、各自のレジュメや職歴を入力すると、その後の申し込みは簡単である。

興味があるポジションのボタンをひたすらプッシュするのみである。

ここでの求人案件で、年収1000万円をオファーされることはまずないであろうから、40歳の銀行員は減収となる。しかし、ストックオプションがあたれば、5000万円から1億円程度を2年後にはゲットできることも可能なので、ストックオプション狙いのヤマっ気のある銀行員にとっては使えるアプリである。

番外編 エグゼクティブ・サーチ・ファーム

f:id:blacksonia:20180821130331p:plain

最後にご参考までに、エグゼクティブ・サーチ・ファームを紹介する。多くの人材エージェントは登録型であるが、いわゆる引き抜き、本当のヘッド・ハンティングに特化した企業としてエグゼクティブ・サーチ・ファームというカテゴリーがある。

これらは採用企業からリテーナーという前払いの報酬をもらって、役員以上のポジションに特化して候補者を採用企業に紹介するというビジネスモデルである。求職者側としては、一旦こういったファームからお声がかかると面接には確実に進め、高い確率で最終面接までは進むケースが多く、登録型よりもポジションにつける可能性は高い。

画像のコーン・フェリーの他、エゴンゼンダー、ラッセル・レイノルズ、ハイドリック&ストラグルズあたりが有名だ。

もっとも、40代の銀行員の場合、市場部門と海外部門中心で英語が堪能なエリート行員しか対象とはならないであろう。

とはいえ、こういったところも昔よりは敷居が低くなり、各社のWebsiteから登録することも可能となった。自信がある人は、登録してみるのもいいだろう。