【就活ルール廃止】MARCH生にとっては有利なので、早めにゴール設定をしよう。
- 1. 就活ルール廃止により、就活の前倒しは不可避と考えられる
- 2. 学生の対応としては悩む必要は無く、早く動けばいいだけ。
- 3. MARCH生は早めに動けば有利ははず
- 4. 最初に、ゴール設定をする。
- 5. ゴール設定ができたら、それに向かって必要な準備を始めていく
- 最後に
1. 就活ルール廃止により、就活の前倒しは不可避と考えられる
いわゆる就活ルールの廃止が決定し、その賛否については大きく分かれるところだが、
就活の実質的な前倒しは不可避と考えた方がいいだろう。
何故なら、就活ルールは既に形骸化しているので、その形式的なルールが外れれば、
更に後ろめたさがなくなるので、企業としては遠慮なく形式的にも実態に合わせた
前倒しができるからである。
また、大企業の人事部等の採用責任者はサラリーマンであり、エリートコースに
乗っているような人たちがメインだと思われる。
そういった人たちは、「出遅れたのでいい学生を採れませんでした。」という
失態は絶対避けたいので、不安やプレッシャーから前寄りに行動するだろう。
そして、横の動きを特に気にする日本人・日本企業の場合は、自社が出遅れないよう
ライバル企業の動きに合わせていくので、全体的に前倒しになることは容易に予想される。
2. 学生の対応としては悩む必要は無く、早く動けばいいだけ。
学生側も、就活ルールの廃止とその影響を気にしている向きもあるようだが、
悩む必要は無い。
早めに動けばいいだけの話で、1年生から準備をすれば、遅いということはない。
そもそも、人気企業に限らず、上の世界に行きたいという学生は、早くから準備している。弁護士になりたい学生は、法科大学院制度ができたので、入学と同時に対応をするし、プロスポーツを目指す体育会の学生は入学と同時に競争が始まっている。
何事も競争と言うのは早めに動いた方が有利であり、就活だけが異なることはない。
外銀、外コン、総合商社といったところは、とにかく競争が厳しいので、
本人が優秀であったとしても、他の優秀な学生に相対的に勝たなければ内定は
もらえない。
したがって、就活ルールが廃止されたのだから、早めに対応すればいいだけなのだ。
3. MARCH生は早めに動けば有利ははず
①東京にある~情報戦で地方の大学より圧倒的に有利~
実は、就活ルールの廃止に伴う就活時期の前倒しは、MARCH生にとって有利である。
何故なら、ルールが不明確な環境下における競争においては、情報を握っている
ものが有利だからである。
人気企業と言うのは、東大、早慶あたりで半分位を占めるので、MARCH生は
それ以外の有力大学、地方帝大、地方国立、首都圏国立、関関同立等と
枠を巡って争うこととなる。
そうすると、情報から隔離されがちな大学よりも相対的に東京中心部にあるMARCHは
有利なのである。
有力企業は、予算や優先度があるので、東京と同じエネルギーを地方の大学に
振り向けてはくれない。
京大ですら、情報収集には苦労するという。
したがって、東北大や名古屋大学のような地方国立とか、関関同立といったあたりよりも、早く適切な対応が採れればその分有利なはずだ。
②首都圏でも小規模の国立よりは有利
MARCHのライバル校は、首都圏にも数多く存在する。
立地が首都圏にあれば、情報収集において平等のようにも見えるが、実際は、
そうではないだろう。
それは、学校のカルチャー的なものもあり、少人数でのんびりしているところは、
情報を取れる学生の数も少なく、マインド的に焦って動こうとしないところが
あるからである。
具体的には、首都圏の国立大学で、
一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、千葉大学、埼玉大学、横浜国立大学、
あたりはそうである。
また、私立でも(MARCHと競合しない場合もあるが)、
成城、成蹊、明治学院、武蔵、神奈川、独協といったところよりも、
大学が就活に熱心で、OB/OG数が多いMARCHが有利では無いだろうか?
4. 最初に、ゴール設定をする。
就活の最初に何をすべきかというと、ゴール設定である。
大学に入ったばかりで、何がやりたいかわからないという学生は多いかも知れない。
でも、実は、何がやりたいかなんて大学4年生になっても、学生のままなので、
よくわからない。
実際に入社してみて、やりたい仕事が期待外れだった、反対に、希望していない企業・職種だったにも関わらず満足している、なんてことはいくらでもある。
それに、そもそも、日本の企業の新卒採用の大半は、配属先を決めない形での
採用なので、部署によってやる仕事は全く異なるので、やりたいと考えた仕事が
できる可能性は低いのである。
となると、結局、何で選ぶかと言うと、
年収、
モテ度(ステイタス、企業名)、
将来性、安定性、転職力、
業種・企業名のイメージ、
といった大雑把なイメージと待遇面である。
これらの要素のどこを重視するかによって、志望業種・企業は
だいたい決まってくるのである。
例えば、総合商社に内定した先輩とかに本音を聞いてみたらいい。
就活の時は、「プラントやりたい」「投資事業をやりたい」というようなことを言っているが、実際は、年収が良くて格好いい感じがするといった程度である。
学生の間に、本当にやりたいことがわかる方が少数であるから、
イメージと待遇から選んでいけばいいのである。
物凄くお金が欲しいというのであれば、外銀か国内証券のコース別採用、或いは、
運用会社。
転職力を磨きたい、将来起業・独立したいというのであれば、専コン、
あるいは(本当の)ベンチャー。
お金はそこそこでいいから、安定したのがいいなら、インフラなどが候補にあがる。
そして、お金が良くて周りをアッと言わせたい(カッコいい)というのであれば、
例えば、総合商社と大手広告代理店が候補となる。
また、お金とかステイタスよりも、自分が好きな商品・サービスがあって、
そこにこだわりたいのであれば、メーカーということになってくる。
もちろん、候補は複数で構わない。
実際、全然方向性が異なる、外銀、外コン、総合商社の3つを狙う学生は多いし、
特定の業種を狙っていても、内定の確率を上げるためには、
他業種も会社訪問することが求められるからである。
5. ゴール設定ができたら、それに向かって必要な準備を始めていく
上記のように、自分が重視する価値観に基づき、本音ベースで
希望の業種、企業、職種をある程度具体的に決まったら、それに向けて、
準備を進めるべきである。
もちろん、ターゲットとなるゴールに向けて、必要なことが異なるわけである。
留学(英語)とか、体育会といったものは、それ自体普遍的に使えるスキルである。
他方、証券アナリスト・株式投資といったものは、金融業界と投資部門を有する会社向けの対策である。
将来、ベンチャー・起業を目指すものは、ベンチャー企業でのアルバイト、アフィリエイトサイトを実践する、プログラミングスクールに通ってみるといった対策が必要となる。
業種に関係なく簡単かつ費用がかからないでできる準備は、その業界・企業を
よく勉強することである。
新卒採用サイト、会社HP、IR情報を熟読するというのがおススメである。
また、インフォーマルな形で、なるべく多くの社会人(特に成功している人)から
話を聞くというのも良い準備である。
最後に
就活ルール廃止は学生に負担を強いるとか言われているが、
早く動けばいいだけの話である。
MARCH生は、立地、サポート体制、学生の人数と言った環境において、
有利なはずなので、早めにゴール設定をして準備を始めることだ。