20代の銀行員の転職先としての、不動産ファンド業界
銀行員からキャリアチェンジをしたいが、インターネット系は抵抗があるという人もいる。
銀行員から新たなスキルを取得するために転職を考えているが、インターネット業界の雰囲気は合わないという銀行員はいるだろう。
他方、外銀やコンサル業界への転職は極めて難易度が高く、現実的ではない。
そういった場合の選択肢として、不動産ファンド(不動産投資顧問)業界への転身が選択肢の一つとして考えられる。
不動産ファンド業界に転身をすることのメリット
不動産ファンド業界に転身をすることのメリットとしては、不動産投資及びファンド運営という組み合わせのスキルを習得することができるからだ。
単なる不動産デベロッパーだと不動産周りのスキルしか習得できないが、不動産ファンドの場合は金融業的な色彩も持つので、ファンド運営というスキルも習得することができるのである。
また、不動産ファンドには、J-REIT、外資系ファインド運営会社、ヘッジファンド的な不動産投資会社とバラエティに富み、転職の可能性は高い。
また、外資系の会社も数多くあるので、英語を学習すれば将来の選択肢はかなり拡がるはずである。
もっとも、ネットベンチャーのような一攫千金は狙えないが…
その代わり、ストック・オプションをもらってIPOによって一攫千金を狙うということはまず不可能である。その意味でアップサイドは限定されている。
他方、会社にもよるが、一般的な不動産ファンドの中にはそれなりの給与水準の会社もあるため、ネットベンチャーと比べると給与水準は維持できる可能性がある。
また、将来外資系の不動産会社にキャリアアップできれば、銀行以上の年俸を得ることも十分可能である。
それでは、どういったポジションを狙えるか…
こちら金融機関に強い転職エージェントの一つである、antelope社のサイトである。
20代の銀行員の場合、信託銀行で不動産関連部署にいる銀行員を除くと、基本的にポテンシャル採用になるので、比較的選択肢はあるかと思う。
経理や総務のようなバックオフィスもあるが、不動産投資や投資家向けのレポーティング業務の見習い的なポジションに就ければ、面白いと思う。
このあたりは、転職エージェントと相談して面白いポジションを発掘することが重要だ。
20代であれば英語が話せなくとも採用してもらえる可能性はあるが、英語はマスターしておいた方が絶対に得である。
コンサルや投資銀行のような激務な業界ではないので、早期に英語学校に通って英語はマスターしておきたい。