転職は情報戦であるのだが、Vorkersを日々チェックしているだろうか?
転職は情報戦なので、有用な情報を多く集めたものが優位に立つ。
転職は情報戦だ。新卒のような制約された採用活動でないので、中途採用の場合には、適切な情報収集活動ができている者と、そうでない者との間には大きな差がついてしまう。
先ずは、転職エージェントになるべく多く登録して情報を収集すべきだが…
例えば、どういった求人があるかについても、一律に情報開示されているわけではない。そもそも、どういった求人があるのかという情報もそうだが、その求人に応募した場合にどういった人材が採用されやすいのか、また、採用プロセスが始まっている場合にはどのような状況になっているのか等、いろいろなレベルの情報がある。
当然、より多くの情報を知っている者のほうが有利な戦いができるのである。
転職活動に際しては、採用されるかどうかだけではなく、採用されてから後のことも十分に調べなければならない。
さらに、転職の場合には大学入試と違って、採用されればめでたしというわけには行かない。転職によって、自分が望んでいたキャリア形成がなされなければならないのだ。
自分が憧れていたポジションで採用されても、業務内容や雰囲気が思っていたものとは異なり、自分が思い描いていたキャリア形成ができないと転職は失敗に終わってしまう。
そこで、転職エージェント経由だけではなく、常日頃から自分自身でも企業に関する情報収集を行う必要がある。
それでは、どういったメディアから情報収集していくことが必要だろうか?
例えば、金融機関の投資に携わる業務についている者は、日経新聞や日経ヴェリタスの他、3つの経済誌(週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、日経ビジネス)に目を通している者は多い。また、上記3経済誌についてはオンライン版があり、日々更新されているのでチェックするのもいいだろう(中には有料記事もあるが)。
また、若者の間では、NewsPicksのアプリから情報収集している者も多く、特にネットやベンチャー系の情報には強いので、こちらもDLしておいた方がいいだろう。
個別企業の情報についてかなり詳しいVorkers
以上の他に、強くお勧めするのがVorkersである。
これは各企業の社員からの口コミによって、社内の雰囲気や人事制度、といった定性的な情報から給与水準まで、生々しい情報が集約されているのである。
かなり正確だと考えられる給与情報
社員の口コミと言っても匿名だしあてにならないのでは?、との懸念もあるかも知れないが、ここでの情報はかなり信頼できそうである。というのは、「待遇面の満足度」というカテゴリーがあり、それを見ると具体的な給与水準に言及されている。
それが正確かどうかは自分が在籍している(あるいは過去に在籍していた)会社の給与情報をチェックしてみると一目瞭然である。
このため、他の情報についても参考にすることは十分可能であろう。
課題は従業員が少ない会社、歴史が浅い会社の情報が少ないこと
課題があるとすれば、ベンチャー企業のように歴史が浅い或いは従業員が少ない場合には、口コミ自体が集まりにくいので、参考になる情報が不十分である。
もっとも、外資系、例えば投資銀行とかコンサルティングとかでも大手はそれなりの口コミ情報があるのである程度参考にはできるだろう。
ベンチャー企業こそ、こういった情報がありがたいのだが、残念ながらそこは別途情報収集しなければならない。
いずれにせよ、国内企業への転職を検討する場合には、かなり参考になるはずなので使ってみてはいかがだろうか?