持ち家か賃貸か?そこそこのお金持ちになりたい人は、持ち家がおすすめの理由

持ち家VS賃貸という回答の無い議論は、しょっちゅうされているが…

リクルートのSuumoのような住宅情報誌や経済紙でも、このような議論は頻繁になされているが、明確な回答はなく、その人の価値観次第という結末となる。

しかし、将来ある程度のお金持ちになりたい人は、持ち家がおすすめ

価値観次第ということなので、将来的にある程度のお金持ち、資産家、すなわち、総資産数億位を蓄財したいという人にとっては、持ち家がお勧めである。

直接的な理由は、ローン返済期間が経てば経つほど持ち家は資産となる

直接的な理由はこれである。

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生きている限り、実家にでも住んでいない限り、賃貸で家賃を払い続けるか住宅ローンを払って家を買うしか選択肢が無い。

不動産価格の上昇を期待すべきではないが、首都圏のそこそこの立地であれば、ローンが完済或いは減少すれば、その分自分の資産は増えることとなる。

この銀行員の方がコメントされている通り、賃貸だといつまで経っても資産は増えない。

これは長期だと結構効いてくる。20年後には持ち家の資産価値(その時の売却可能金額ーローンの残債)は数千万円レベルになる。

それと、貯金とか積立投資と違って、住宅ローンの返済は強制的に引かれてしまうので、確実にできる貯金のようなものである。

自分の不動産を持つことは、経済や資産運用についての勉強となる

実は、自分が持ち家をおすすめの最大の理由はこちらである。

自分自身の不動産を買ったことがある人と無い人とでは、不動産に関する知識・経験、さらに金融や経済に関する知識・経験が全く異なってくる。

例えば、マンションを買う場合、その不動産価値の将来性について調査するし、住宅ローンを使うので金利の勉強をすることになる。また、固定資産税や都市計画税がかかるので、不動産税制を体験できる。

また、住宅ローン減税があるのでサラリーマンが苦手とされる税金(所得税)を勉強することができる。

昔から古今東西を問わず、お金持ちになる手段は、不動産か株。

西洋でも中国でも、大金持ちになった人は不動産で儲けたか、株で儲けたパターンが多い。したがって、不動産についての知識を身に着けるということは、お金持ちになるための基本的なお作法を身に着けるということだ。

自分で所有しているという満足度も大きい。

これは経済的な理由ではないが、他人のものを借りているのと、自分自身の持ち家を持っているのとでは、その住居に対する満足度、親近感は全く異なる。家具、内装など、自分自身の持ち家を持つとそのあたりの関心度も高くなる。

もちろん、小さな見栄も張れるという主観的な満足度もある。

それから、カード会社とか金融機関のアンケートなどで、持ち家か賃貸かにチェックをすることは多い。世間一般では、持ち家>賃貸、という図式は否めないので、持ち家の欄にチェックをする小さな嬉しさが生じる。

 

以上より、単に自分の資産になるという経済的な側面だけでなく、不動産という大きい資産カテゴリーについての理解力が高まるという理由で、持ち家がおすすめなのだ。