転職回数は何回までOKか?外資系と国内系とでは異なるか?
結論:もちろん、外資と国内、金融と事業会社、年齢、ポジション等によって異なる。
これは割とよく質問される事項である。
転職回数の上限とか有利・不利は、業界、ポジション、年齢等によって当然異なる。
しかし、一般に転職回数が少ないことが転職活動で不利に働くことはあまりない。
ということは、無駄に転職回数を増やすのは避けた方がいいということだ。
「全くない」ではなく「あまりない」としてのは、例えば、転職が当たり前の外資系金融機関において転職回数が1回もなければ(新卒からずっと同じ会社)、オファーを出しても来てくれないと思われ、同程度の評価の他の候補者が優先されることもあるからである。もっとも、30歳くらいまでのジュニアポジションであれば、転職回数ゼロ回でもそんなに不利にはならないだろう。
国内系の方が外資系よりは転職回数にはうるさい。
これは一般的には言えるだろう。
特に、終身雇用カルチャーが未だに強い事業会社の方が金融機関よりも転職アレルギーは強いと思う。
例えば、日本電産あたりは「転職回数は2回まで」とかいうことをポジション説明に書いていたことがあった。
そういうわけで、転職回数が3回を超えると、国内系の事業会社への転職は厳しくなるだろう。もっとも、国内系の事業会社はほとんど真面目に中途採用をやっていないので、あんまり関係ないかも知れない。
それでは、外資系金融の場合には転職回数は何回までならOKか?
結論的には、外資系金融の場合には、転職回数には比較的寛容である。
具体的に何回までならOKかという数値基準は無いが、年齢によって異なる。
例えば、40歳前後だと、5社くらいまではOKだと思われる。実際、自分が想定40代のVice Presidentの採用に関して、複数の転職エージェントからレジュメ(職務経歴書)を10通以上集めたが、5社未満の人は一人もいなかったということがあった。
従って、40前後で5社目くらいなら特に気にする必要は無いだろう。
とはいえ、10社のところで三途の川が…
いくら転職回数に寛容な外資系金融といっても、10社目、二桁を超えるとなると話は別だ。そうなってくると、一発書面落ちでなくとも他の候補者の後回しにされることもあるだろう。
とはいえ、これも年齢次第で、55歳で10社目であればOKなケースもある。
いい転職回数の多さ、悪い転職回数の多さ、
40代で5-6社位は多いということであるが、当然中味も見る。大雑把に言って、
同じ転職回数の多さであれば、直近いた会社の在職年数が長い方がいいということだ。
言い換えると、若い時に短期の転職を繰り返していても、年を取るにつれ落ち着いてきたならばそれはOKということだ。重要なのは「今」だからだ。
反対に良くないのは、直近の転職の内容が激しいことである。
あるパターンとしては、国内系12年⇒外資系3年⇒外資系1年⇒外資系2年⇒外資系1年、というケースだ。これだと、この人は外資系は不向きじゃないかと思われたりする。
一番重要なのは、転職回数の多さを武器にする工夫と精神的強さ
最後に一番重要なことは、転職回数の多さをむしろ強みにできるようにすることだ。
例えば、同業者で同じ職種で転職活動を繰り返している場合には、「いろんな同業他社の事情を知っている」「業界のスタンダードを知り尽くしている」といったポジティブな主張ができるのである。
また、外資系では、その辺をいかにうまくアピールできるかを前向きに考えることができる精神的なタフさが重要であるのだ。