副業はサラリーマンに、お金以外の様々なスキルや経験を与えてくれる。
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今、話題の副業であるが、単なるお金だけでなく、さまざまなスキルや勉強の機会を与えてくれる魅力的な仕組みである。
このNHKの記事では、会計ソフトベンチャーの「フリー」社による確定申告支援のサービスを紹介している。
思うに、サラリーマンは税金や社会保険で搾取されていると言われるが、それは「過保護」になりすぎていることの裏返しかも知れない。
過保護ということは十分保護されているということで、楽ではあるのだが、その状態が続くといろんな面で弱者になってしまる。
その一例が税金である。サラリーマンの場合、基本的に年収2000万円を超えないかぎり、税金関係は会社がほとんどやってくれるので、年末調整の際に簡単な書類・作業を行うだけで完結してしまう。そして、たまに住宅ローンとかで確定申告が必要になれば「面倒臭い」と感じてしまう。
しかし、これだと税金についていつまで経っても学習できない。自営業者や富裕層は常に税金に悩まされているし、イケてるサラリーマンは不動産経営、副業とかで2つ以上の財布を持っていると、確定申告を経験している。
税金に詳しいと、いろいろ周りの人から重宝されたり、富裕層との共通の会話ができたりするので教養として知っておいて損は無い。
副業をやってみると、基本的に年間20万円以上の所得が発生したら、サラリーマンでも確定申告の対象となる。これを面倒くさいととらえずに、良い勉強の機会と前向きに考えればいいのではないか。
副業は定年後を考えるうえで極めて重要。
「定年後」の著者の楠木新さんも書かれていたが、副業というのは定年後を考えるうえでの大切なヒントとなる。何が自分に向いているのか、自分が面白いと感じるのかを知ることができる。また、定年後に本格的に何かを始めようとしても、ものになるまでには時間がかかる。従って、現役時代から副業を試してみるというのは、充実した定年後を考える上で大変重要なヒントになる。
副業は、本業と関連性があってもなくても全然関係が無い。経理、労務管理、総務関係の事務・管理系の仕事をしていても、あんま・鍼灸、美容師、調理、造園、農業など身体を動かす仕事を後々に活かす人もいる。
副業を始めるインフラが充実してきている今は始めるチャンス
長らく副業禁止が常識であったサラリーマンの場合、どんな副業を始めればいいかがそもそもわからないというサラリーマンも多いだろう。
ところが、今はクラウドワーキングが充実してきており、クラウドワークスとかランサーズのWebを見るといろいろ載っている。
これらは単発の仕事も多く、すぐにやめても何の気づかいもないので、さっそく始めてみてはどうだろうか。